庵治石 | たいや旅館・おやじだより

たいや旅館・おやじだより

 四国88ケ所第86番札所「志度寺」の門前町にある小さな旅館「たいや(鯛屋)」のおやじであります。
 うどんだけじゃない「さぬき」を、趣味の写真を通して発信していきたいと考えております。どうかお気軽にお立ち寄りください。
 

 志度湾から見た五剣山は何度となく御覧戴いておりますが、今回は反対側、つまり庵治半島の西


側から見た五剣山であります。


 御覧の通り、山麓は岩肌が露出しておりますが、ここは庵治石と呼ばれる花崗岩を産出することで


有名なのです。



 ここで、庵治石の物性に関しまして少し調べてみました。


 庵治石


 正式名  黒雲母細粒花崗閃緑岩(火成岩/深成岩)

 比  重  2.66(花崗岩の中では比重がおおきいです。)

圧縮強さ 14.9kN/cm2(水晶とおなじくらいの硬度だそうですよ)

 吸水率  0.14%(吸水性が低い)

 構成する石英、長石、黒雲母、閃緑岩の結晶が小さく、強くて長持ちな石材なのです。 

 

 平安時代後期から採石が行われ、京都へ送られていたという記録があります。



詳しくはこちらのHPへどうぞ

 

 http://www.ajistone.com/about/index.html

  

 



水路の奥は石材置き場、その向こうは加工場と思われます。


 この辺りには石材加工場が沢山あり、製品の展示もされていますので、興味のある方は是非足を運


んで下さい。



岩肌の露わな山では日々採石が行われているんですね。


個人的には山が形を変えていくのが寂しいかな。


たいや旅館・おやじだより