今、おやじの手元に一冊のハードカバーの本があります。
岡村信男著 「志度のいしぶみ」(以後、引用は「志度のいしぶみ」より)
地元の町役場に長年勤められた岡村さんが、広報誌に執筆したものを一冊の本にまとめたもの。
今日はその中から「入江爲守歌碑」
歌碑が建てられている場所は、86番札所志度寺の北、ポタラの森の目の前、おやじの宿から徒歩
10分ほどです。
歌は、大正4年11月大正天皇御即位の大饗宴で、当時の東宮侍従長入江爲守子爵が、志度湾の
景観を題材に、大正天皇の末長い在位を願って歌ったものだそうです。
万葉仮名で書かれたその歌は
「玉乃浦
興呂津世乃可計左也加耳茂天留都幾能加賀見遠美佳久多麻農宇良南三」
御歌所長子爵 爲守書
読めますか?
「玉乃浦
よろず世の影さやかにも照る月の鏡を磨く玉の浦波」
(ブログを介して親しくさせて戴いている「みっちょちゃん」さんから教えて戴きました。)
裏面です。
逆光で判り難いかも知れませんが、画面左下にその歌碑があります。