おやじは以前、鎌倉三十三観音を一番の杉本寺から三十三番佛日庵まで順に歩いた事があります。お寺の写真を撮らせて戴きながら巡礼したのですが、あるお寺で奇妙なものを見付けました。茶道を嗜まれる方には珍しいものでは無いかも知れませんが、おやじにとっては「何なんだろう?」というもので、1年以上頭の中で?がうろうろしておりました。ところが、先週NHKの「フェイク」を見ていたら、その物体が出てきたんです(凶器としていうのは、嬉しくはありませんでしたが)。
「関守石(せきもりいし)」と言うそうです。
飛び石等の上にこれが置かれていると、「これより中には入らないで下さい」という意味合いがあるんですね。
別名「止め石」とも「関石」、「極石」などとも呼ばれるそうです。
丸い石に黒いシュロ縄で十文字に結んであります。
この石を置く事で、間違わずに茶室等に誘う役割も担っているんですね。
風情があり、形も好きですね。