中の二階 | たいや旅館・おやじだより

たいや旅館・おやじだより

 四国88ケ所第86番札所「志度寺」の門前町にある小さな旅館「たいや(鯛屋)」のおやじであります。
 うどんだけじゃない「さぬき」を、趣味の写真を通して発信していきたいと考えております。どうかお気軽にお立ち寄りください。
 

 おやじの宿(たいや旅館)では、台所を含む建屋を新しくしようと考えています。この建屋は「中の二階」と呼ばれており、おやじの祖母が昭和の初めころ建てたものです。なぜ「中の二階」なのかと言うと、この建屋より表通り側に二階建ての客間があり、裏側にも二階建ての客間があったからです。

 一階は食器庫と配膳棚、最近は台所として使っていました。80年余りの歳月による経時劣化が目立ち始めたこともあり、今回の話になった訳です。そこで、長期に渡りおやじ達を支えてくれた古い建屋の記録を残そうと、内観、外観の写真を撮ることにしました。


中の二階

 松の木の向こう側が、その建屋です。



たいや旅館・おやじだより-中の二階

中の二階の前庭に植えられた黒松
 ひょろっと背の高い松です。今回の工事で、移植される予定です。

たいや旅館・おやじだより-黒松


客間

 襖で仕切り、手前の部屋と奥の部屋、ふた部屋として使用していました。襖に鍵などありませんし、欄間も素通しです。昔はお客もおおらかだったのでしょう。今ではちょっと考えられないでしょう。

たいや旅館・おやじだより-客間


台所
 奥が食器庫、手前は台所です。現在、お客様に食事をお出ししていませんので、おやじの家族の炊事場になっています。食器棚などはほぼ片付けましたので、仮設の台所が出来るまであと少しの命です。

たいや旅館・おやじだより-台所


食器庫

 ここの片づけが結構大変でした。使わなくなって長年経過した食器が埃にまみれておりました。未だ少し残っていますが、二三日内には何とか片付くでしょう。

たいや旅館・おやじだより-食器庫

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