時代はめまぐるしく変わり、あれこれ懐かしい!と思い出すことが増えてしまった。
 
ただ、単に年を取ったからとすませるのは忍びなくて・・・
 
記憶が消える前に、記録しておこうと思うのです。
 
 
雙心石滬ダブルハート・澎湖島
雙心石滬(二つのハート形をした石滬)
画像は交通部観光局澎湖国家風景区管理処HPよりお借りしました。
 
 

新婚旅行で澎湖島

 
24年前に結婚して、初めて台湾の地を踏みました。
 
台湾の右も左もわからないまま、新婚旅行のつもりで高雄と澎湖島へ。
 
 
澎湖島には遠い親戚がいて、その彼は職業タクシー運転手。
 
といっても、のんびりした島だから、お客さんがいつもいるわけでもなく。(笑)
 

気が向いたらお客さんを乗せるけど、普段は自分の釣り船を操縦して、魚を釣る生活。
 
 
その彼の父はすでに亡くなっていたけれど、昔は養豚場を経営して、かなり財を成したよう。
 
(ちなみにうちの台湾人夫は、兵役に行く前の1年をその養豚場で過ごしました。)
 
 
親の財産を引き継いだ彼は広い一軒家に一人住まいで、悠々自適の生活をしています。
 
そして、私たちが訪ねたときは、当然のように泊めてくれ、
商売ほったらかしで島を案内してくれました。
 
 
 
青い空に蒼い海。
 
新鮮な海鮮をはじめ、澎湖美食を思う存分、堪能!
 
高級魚の刺身、イカ団子、カタクチイワシのフライ、
サボテンアイス、黒糖の蒸しケーキ、カボチャのビーフン。
 
 
気候の良い、海が荒れていない時に、行けたのもラッキーでした。
 
観光も、釣りも、全てが忘れられない澎湖島の思い出。
 
 
 
家族旅行で澎湖
 
新婚旅行で行ってから、10年以上の時を経て、家族旅行で再び訪れる。
 
私たち夫婦と子どもたち2人に加え、母、姉夫婦、姉夫婦の孫たちの大所帯で行った。
 
さすがにタクシー運転手の彼のうちには泊まれない人数なので、ホテルに宿泊。
 
 
夜は彼の自宅前で、BBQ。
 
近所に住む彼の弟夫妻や近所の人も合流して、宴会が始まる。
 
 
島の人たちは本当に人懐っこい。
 
台湾の人は全体的に親切だけれど、都会の台北と澎湖島の人では段違いなのです。
 
 
澎湖訛りの台湾語が全く理解できない私なのに、

その声はとても耳に心地良く、優しい気持ちが伝わってくるのが不思議。
 
 
 
ちょうど、台湾在住の片倉佳史さんが書かれていた
 
この記事を目にして、急に鮮明な記憶がよみがえった。


あの時、家族で彼と一緒に、海上レストランの牡蠣食べ放題をほおばったこと。
 
焼き牡蠣の熱々の汁に上あごを火傷したこと。
 
子どもたちが釣りがうまくできなくて、駄々をこねたり、揺れるデッキで転んだこと。
 
大きなピッチャーにビールと氷を満タンにして、飲み続けたこと。
 

懐かしくて、懐かしくて・・・。
 
 
それから数年後、タクシー運転手の彼は、突然、天国に旅立ってしまった。
 

牡蠣の食べ放題の海上レストランは相変わらず人気があるそうです。
 
でも、次、澎湖島へ行く時に、そこに笑顔で迎えてくれる彼はいない。
 
 
 
 
どくしゃになってね…
 
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