台湾の歯科で被せた金歯が･･･

子どもが小さい頃、自分が一人で出かけることは、ハードルが高かったです。

今思えば、何もそんなに気負わなくても、お金を払って預けるとか、何かしら方法があっただろうに。

だけど、その頃は歯医者と美容院は、台湾へ帰省した時に行くと決めていました。

台湾の歯医者さんは治療代無料？！

当時、台湾の実家近くにある歯医者さんが、治療代無料だと

情報通の母が聞きつけて、私たち夫婦に教えてくれました。

なぜ、無料なのか？

先生が結婚したので、嬉しくて治療代無料にしたらしい。

なんか嘘っぽいでしょ～

でも、とりあえず行ってみたら、本当に虫歯の治療が無料でした！！

しかも、日本の歯医者さんみたいに、何度も来るように仕向けることなく、1回で全部治療してしまう。

先生というよりは、職人さん？

そんな雰囲気です。

半年後にまた別の歯を治療してもらいました。

そしたらまた、無料！

えっ、いつまで無料なの？

と思っていたら、昔に被せてた銀歯がはずれ、またすぐ行くことになったのです。

その時、材料費は有料でした。

そりゃそうでしょうね。
実費ですもの。

そして、台湾らしいというのか？

被せるなら金！

金は長持ちするからと説明されて、そうだよねと素直に金を被せてもらいました。

金だから、当然お値段はそれなりに高かった・・・

でも、長持ち＝半永久と思えば、まあいいやって納得して。

それから18年、金歯はいまだに口の中でピカピカ輝いていて

大笑いすると、口の中から成り金ぽさが見て取れる（汗）

今日は、日本の歯医者さんで歯科検診。

（子どもが大きくなって、台湾で行く必要がなくなってしまったから。）

気になっていたのが、金歯のふちに溝ができてきたこと。

案の定、初期の虫歯のようだと。

レントゲン撮影しても、金歯でかぶさっているから中の状態がわかりません。

中を開いて、早めに処置しないと神経がやられてしまうからということで

被せていた金歯が・・・

あえなく裁断され、外されてしまいました～

半永久ではないことに、ショックを受けたのだけど、今なら理解できます。

半永久だと思い込んだのは、若気の至り。

そして、治療が終わって、お会計するときに、思い出した！

大事な金歯を返してもらっていない。

あわてて先生に持ち帰りたいことを伝えたら

「渡そうと思ってたのに忘れていました。

できるだけ減らさないように、気をつけて切っときましたよ。」

金の分量が減らないようにしてくれたのは有難い。

でも、本当に返すつもりでしたか？と疑うのは私だけかな。（笑）

さて、どこで買い取ってもらったら良いのかしらね。

台湾に持っていくかな？

換金して、多少なりとも治療代分を補填できると良いのですが。

歯は大切にしなくちゃねと、検診のたびに思います。

それから、台湾の治療代無料の歯医者さんですが、
引っ越したらしく、今はどうしているのか知る術もないのです。

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