先日の毎日新聞夕刊に載っていました。



東京 中目黒に街の本屋さんとして長年親しまれていた新高堂書店が年内で閉店する。


この新高堂書店は、日本統治まもない台湾の台北で

1898年に創業し、台湾最高峰の新高山(現玉山)

が書店名の由来とされる。


台北に店を構えた新高堂書店は、最初は文房具を扱い、やがて書籍販売を始めた。


出版も手がけ、総督府からの仕事も引き受けた。


小学校、公学校、中学校、台北帝国大の教科書も供給し、他にも運動器具や楽器の販売など商売を広げた。


1915年には台北の繁華街・栄町に外壁に化粧煉瓦を施したコンクリート製3階建ての大きな店を建て、

新高堂書店は、台湾最大の書店に発展した。


新聞の左上






ちょうど栄町通りと本町通りの交差点に

新高堂書店が載っています。


斜向かいには辻利茶舗があります。




熊本県出身の村崎長あきさんという方が創始者で、

記事を読むと、この方のご長男が建成小学校だったと書いてあり、父と同じ小学校だったそうです。

(学年はご長男が4つ上)


父は士林の方の郊外に住んでいたのですが、

もしかしたら学校の帰りなどにこの新高堂書店に行ってたんじやないかなぁと思います。



終戦後、台湾に住む日本人の引き揚げが始まり、

村崎家11人も基隆港から日本に引き揚げた。


村崎長あきさんが渡台して50年。

築いた財産は全て失った。



一家は親戚を頼って大分に引き揚げ後、

東京に移って再起を図る。


1948年頃、中目黒で移転や建て替えを重ねつつ、

新高堂書店を営んできた。


しかし、出版不況やインターネットの普及で、閉店の決断をした。

125年も続いた老舗書店。


30日に幕が閉じられる。





この記事で今年の投稿は終わりになると思います。


拙いブログを読んで下さり、ありがとうございました。


皆様、良い年をお迎え下さいね♪


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