台湾鉄道ーー蘇澳駅 夏のイチオシ!奇跡の冷泉と、小さな漁港。 | 台湾観光のブログ

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蘇澳駅 
夏のイチオシ!奇跡の冷泉と、小さな漁港。

企画構成/朱佳雯 文/高田雅子 写真/宋育玫


蘇澳は、夏の観光にぴったりの街。漁港を散策しながら、素朴な伝統小吃や新鮮な海鮮に舌鼓。汗をかいたら、冷泉でリフレッシュ。プチプチはじける炭酸の泡に包まれ体を休めれば、気分は極楽。スローに旅を楽しもう。

ACCESS:
蘇澳へは、鉄道のほかに、高速バスの利用も便利。大都会客運でMRT大坪林駅より9028線で片道174元。蘇澳バスターミナルまで直通、所要時間約90分前後。車内はフリーwifi、化粧室完備。蘇澳バスターミナルから南方澳方面へは、大都会客運の無料シャトルバス121線も利用できる。南方澳漁港に行く場合は進安宮駅で下車。平日は一時間に一本、休日は30分に一本。時間がない場合や、展望台などへいく場合は、タクシーの利用が便利。


蘇澳冷泉
夏の台湾、ぜひとも体験したいのが蘇澳冷泉。世界にイタリアと蘇澳にのみ存在するという珍しい炭酸冷泉は、まさに天然のサイダー水。水温は22度ほどで、つかるととても冷たく感じるが、じっと動かずにいると、数分で炭酸の泡が体にまとわりついて、不思議なことに体が温まってくる。後門脇に置かれたかけ流しの甕でのセルフ美顔スパもおすすめ。美肌作用だけでなく、目の健康にも良いとの事。勇気のある人は、炭酸冷泉の中で目を開けてみよう。

(※2016年は全面改修のため露天部分は閉鎖中。個室浴室と野外体験コーナーのみ営業中。工事は2017年7月完成予定。)

Add:宜蘭県蘇澳鎮冷泉路6-4号
Open:9:00-21:00



蘇澳廟口米粉羹

蘇澳で六十年以上に渡って愛されている、米粉羹(ビーフンのとろみスープ)。具沢山のスープはあっさり味。にんにくのすりおろしと香菜がアクセントになっている。お好みで烏醋(台湾のウスターソース)や唐辛子たれを足しても美味。

Add:宜蘭県蘇澳鎮中原路6号
Open:7:30-16:30



阿英魚雜

魚雜(魚ホルモン)の燻製が有名な老舗。初めて訪れるなら、綜合魚雜(盛合わせ・四種200元、六種300元)がおすすめ。魚卵や魚皮などのほか、普通の肉としか思えない食感の魚肚(腹)などの珍しい部位が味わえる。

Add:宜蘭県蘇澳鎮蘇南路47号
Open:10:00-19:00



南天宮

漁業を生業とする蘇澳の人々にとって、海の安全や豊漁は命と生活にかかわること。そのため、航海の守護神である媽祖信仰が盛んだ。その媽祖を祀る南天宮で特に有名なのが、廟の二階に安置されている全身翡翠製の玉媽祖と、三階の純金製の金媽祖。特に、巨大な翡翠の原石を彫り上げたという、深緑に輝く玉媽祖は、よそではなかなかお目にかかれない逸品で、一見の価値あり。三階から眺める港の景色も風情がある。



廖榮川米糕


 魚のつみれスープ/おこわ/ルーロー飯

南天宮の左手に伸びる細い路地の中、ひと際にぎわっているのが廖榮川米糕。看板メニューの米糕飯(おこわ)は、蒸したもち米の上に、特製の魚のでんぶとキュウリが添えられている。昔ながらのやさしい味に長年のファンも多い。

Add:宜蘭県蘇澳鎮江夏路9号
Open:11:00-20:30



南方澳漁港

シャトルバス121線進安宮駅から、まっすぐ歩いてすぐの南方澳漁港。歴史は古く、日本統治時代に天然の入り組んだ地形を生かして建設されたのが始まり。漁港の脇には、海鮮レストランや海産物店が立ち並び賑わっている。


南方澳展望台
山の上の展望台は絶好の撮影スポット。足元に広がる南方澳の三つの港は、真ん中が第一漁港(南方澳漁港)、右手が第二漁港(內埤漁港)、左手が港が第三漁港。第二漁港の外側には、內埤海岸の真っ白な砂浜がが優美な曲線を描く。



奇麗灣珍奶文化館

現在、台湾各地で大人気となっている電球タピオカミルクティー。その元祖とも言われているのが、こちら、奇麗灣珍奶文化館。2016年2月に正式に開館するやいなや、可愛らしい電球に入ったタピオカミルクティーを目指して、多くの観光客が訪れる宜蘭県の新観光スポットとなった。タピオカミルクティーDIYも人気が高い。


Add:宜蘭県蘇澳鎮頂強路23号
Open:9:00-17:30


サバ祭り

「サバの故郷」と呼ばれているほど、サバ漁が盛んな南方澳では、毎年秋にサバ祭りが開催されている。7mの巨大なサバ神輿や魚たちが街を練り歩くパレードが行われ、祭りの最後には海辺で神輿のサバを荼毘に付し、サバの魂を海に帰し、海の守護と、福をもたらしてくれるよう祈る。2016年の詳しい日程は、蘭陽資訊網で確認を。