台湾観光のブログ

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「台湾観光」は台湾の観光地・文化を始め、
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台湾観光月刊は財団法人台湾観光協会が発行しているフリーペーパーです。引用、伝載の場合は出所を明らかにしてください。

財団法人台湾観光協会http://www.tva.org.tw/

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※掲載情報は取材時のものであり、現在の情報とは異なる場合があります。

企画構成/高田雅子 文/高田雅子 写真/張晉瑞・陳正國・視野創異行銷



夏がやってきた! 
いざ、 澎湖
90の島々からなる澎湖群島は、台湾唯一の島が集まった県。玄武岩の特殊な地質景観、透明な海と真っ白なビーチ、渡り鳥やウミガメなどの希少な動植物が織りなす豊かな生態、伝統家屋の集落や廟が伝える歴史文化、獲れたての新鮮な海鮮グルメなど、魅力いっぱいの南国リゾートだ。観光のベストシーズンは4月から9月。いざ、澎湖の旅へでかけよう!



おすすめコース
1日目:台湾本島→澎湖本島
2日目:澎湖本島→西嶼
3日目:澎湖本島→台湾本島

Access:
台湾本島から:台北・台中・台南・嘉義・高雄の空港から国内線で澎湖本島へ
澎湖本島内:レンタサイクル・レンタルバイク・運転手付きレンタカーでの移動が便利

澎湖Travel(澎湖県政府観光サイト)
Web:penghutravel.com

澎湖国家風景区管理処
Web:www.penghu-nsa.gov.tw

 

 

離島めぐり
本島の周囲に浮かぶ大小様々な離島はどの島も魅力的。時間が許せば、ぜひ1日は離島の旅に出かけよう。本島からの日帰り旅行はツアーの利用が便利。離島へ渡る快速艇のチケットやツアーは出発する埠頭のビジターセンターにある船会社の窓口で予約できるほか、ホテルや民宿でも手配できる。




吉貝嶼

南端のビーチ


白沙島の北方約5.5㎞に位置する全周約13㎞、面積約3.1㎢の澎湖北海最大の島。南端の「吉貝沙尾」は、海水によって蓄積されたサンゴや貝殻で形成された「砂嘴(さし)」が約1㎞にわたって続く白いビーチで、吉貝嶼最大の見どころとなっている。

 

北端のビーチと石滬群

 

また、沖合に築かれた玄武岩を利用した漁業のわな「石滬」の数は澎湖最大の80個あまりに上ることから「石滬の故郷」としても知られている。バナナボートやシュノーケルなどのマリンスポーツに最適な海の楽園で、宿泊して楽しむのもおすすめ。


バナナボート

人気かき氷店・香香冰店の巨大貝殻かき氷

香香冰店
Add:澎湖縣白沙鄉吉貝村182-13號
Open:10:00-20:00

吉貝へのアクセス
Access:白沙島赤崁碼頭から快速艇で約20分


目斗嶼


吉貝嶼から北に7㎞の澎湖群島最北端に位置する全周843m、面積わずか0.0244㎢の小島。ランドマークの「目斗嶼燈塔」は島で唯一の大型建造物。

 

高さ40mの目斗嶼燈塔

 

目斗嶼の周囲は水深が浅く、暗礁が多いうえに潮の流れも急な海域で、かつては海難事故が頻発していた。船の運航の安全を守るために1902年(明治35年)に完成した灯台は、灯台本体も目を引く白黒の縞模様で警告標識の役割も担っている。玄武岩がむき出しになった孤島の美を満喫しよう。



目斗嶼燈塔
Add:澎湖縣白沙鄉目斗嶼島
※内部非公開

目斗へのアクセス
Access:吉貝嶼から快速艇で約20分(目斗嶼上陸ツアーに参加が必要)


桶盤嶼

海岸の玄武岩の柱状節理


澎湖群島で最も発達した玄武岩柱状節理の地形を持つ島。「桶盤」の名は、島の南側の海岸線に沿って切り立った玄武岩の石柱の崖が続く様子が海から見ると伏せた桶のように見えることに由来する。

 

蓮花台と対岸の虎井嶼

 

南西の海岸の海蝕台地は、海底火山の噴火口の周囲が海水に浸食されて窪み、中央が突出した同心円状になっており、水面に浮かぶ蓮の花のような姿から「蓮華台」と呼ばれている。荒涼とした美しさをたたえる独特な風景を堪能できる島だ。


(写真/交通部観光署) 

桶盤地質公園
Add:澎湖縣馬公市桶盤嶼

桶盤へのアクセス
Access:南海ビジターセンターから快速艇で約20分、埠頭から徒歩で各スポットへ


虎井嶼

虎井北回帰線記念碑

桶盤嶼のすぐ南に位置する島で、玄武岩の断崖絶壁が聳え立つ様子は桶盤嶼とよく似ている。面積は澎湖群島で7番目に広く、虎井港周辺の低地をはさんで東西が高台になっている。

 

虎井北回帰線記念碑そばの巨大インスタレーション

 

西側の高台には北緯23.5度の北回帰線が通過しており、港から続く追日大道の終端にたつ記念碑は島に上陸した観光客が必ず訪れる記念撮影スポット。崖下の海は透き通る美しさで「虎井澄淵」と称えられる。島に猫がたくさんいることから、近年では「猫島」としても人気。



虎井嶼遊憩区
Add:澎湖縣馬公市虎井嶼

虎井へのアクセス
Access:南海ビジターセンターから快速艇で約25分、埠頭からレンタルバイクで各スポットへ


望安郷
澎湖本島から南に約15㎞離れた望安郷は19の島々で形成されている。なかでも最大の望安島は馬公から快速艇で30分ほど。埠頭から車で約6分の「花宅聚落」は300年あまり前に漢人が移住して開いた集落で、「一顆印(ひとつの印鑑)」式と呼ばれる三合院建築が軒を連ねている。現在も50棟ほどの美しい石造りの古民家が保存されており、望安最大の観光スポットとなっている。

 

曾家古厝


花宅聚落


また、望安はアオウミガメの産卵地として知られており、埠頭近くの「澎湖望安緑蠵亀観光保育中心」では保護されたアオウミガメにあえるほか、ウミガメの生態や保護活動について理解を深められる。


澎湖望安緑蠵亀観光保育中心

アオウミガメ

花宅聚落
Add:澎湖縣望安鄉中社村

澎湖望安緑蠵亀観光保育中心
Add:澎湖縣望安鄉東安村1-4號
Open:9:00-17:00
Ticket:NT$50

望安へのアクセス
Access:南海ビジターセンターから快速艇で約30分、埠頭からツアーバスまたはレンタルバイクで各スポットへ


七美郷 


七美嶼は単独で七美郷を形成する澎湖群島最南端の島。北東端に位置する「雙心石滬」は、玄武岩とサンゴ礁を利用して建造された石垣で、満潮時に石垣の囲いの中に入り込んだ魚が干潮時に取り残される仕組みになっている。

 


雙心石滬


石滬は澎湖のあちこちで見られるが、七美のものは2つのハートが重なる形がとくに美しく、澎湖のシンボルのひとつにも数えられる。このほか、波に削られて台湾本島のような形となった「小台湾」と呼ばれる海蝕台地も必見だ。


小台湾

Add:澎湖縣七美鄉

七美へのアクセス
南海ビジターセンターから快速艇で約90分、埠頭からツアーバスまたはレンタルバイクで各スポットへ


澎湖ご当地グルメ
小萍的店
澎湖名物の「小管麵線」は、小ヤリイカ入りのスープで素麺に似た麺をいただく温かい麺料理。西嶼の鯨魚洞近くに店を構える「小萍的店」では、絲瓜(ヘチマ)や海菜(アオサ)をプラスしたバージョンも人気がある。


Add:澎湖縣西嶼鄉小門村11-3號
Open:10:00-16:30、水曜定休


洪家炸粿
「炸粿」は、米粉を溶かした衣とキャベツとニラのみじん切りを絡ませて揚げたかき揚げに似た料理。なかにカキを入れたタイプは台湾本島でよく見る「蚵嗲」とよく似ているが、澎湖では上に狗蝦(アカエビ)をのせるのが特徴だ。甘い醤油だれや唐辛子だれをつけていただこう。


Add:澎湖縣馬公市東衛里8-36號
Open:12:00-17:30


玉冠嫩仙草
「仙草」は暑気払いに効果があり、酷暑の台湾の夏に欠かせない薬草。行列ができていることが多い「玉冠嫩仙草」の一番人気の「翡翠嫩仙草綜合冰」は、仙草茶のかき氷に仙草ゼリー、芋団子、タピオカ、小豆などをトッピング。仙草そのもの味と香りが楽しめるかき氷だ。


Add:澎湖縣馬公市民福路32號
Open:10:00-22:00、水曜定休


正一食品
澎湖特産ピーナッツバターの濃厚な風味にバターのまろやかさをプラスした「奶油花生酥」は、カリッとしたクッキーのような食感のピーナッツ菓子。パッケージもレトロで可愛い!



Add:澎湖縣馬公市惠安路6號
Open:8:00-19:30
Tel:06-927-3008
Web:facebook.com/zhengipeanut
※奶油花生酥は12:00からの販売。予約で売り切れるため、訪問前日までに公式FB・電話で予約が確実


水月堂
「黒糖糕」は、日本時代に沖縄出身の日本人が開いた菓子店が澎湖に伝えた「アガラサー」を改良した黒糖蒸しパン。しっとりと弾力があり、甘さ控えめで、冷やすとより風味が増す。現在は澎湖を代表するお土産となっている。


Add:澎湖縣馬公市惠安路17號
Open:7:30-21:30


澎福古棗味
「炸棗」は落花生や小豆の餡を包んだ揚げパン。日常のおやつとして愛されているほか、澎湖の住民が廟に参拝する際に供え物や慶事の引き出物に欠かせないおめでたいお菓子でもある。


Add:澎湖縣湖西鄉湖西村157-3號
Tel:06-992-2422
Open:9:30-12:00、15:00-17:00、不定休
※訪問前に営業有無の確認をおすすめ


チェック! 澎湖
夏の味覚・バフンウニ
毎年7-8月に解禁される馬糞海膽(バフンウニ)は澎湖の夏の味覚。刺身のほか、炒飯や茶わん蒸しも人気






※掲載情報は取材時のものであり、現在の情報とは異なる場合があります。