火事? | カミングアウトしない彼との台湾生活

カミングアウトしない彼との台湾生活

台北で暮らす日本人ゲイの日常。1982年生まれ。高卒後18歳で実家出る➡︎フリーター➡︎借金550万➡︎路上生活➡︎工場派遣➡︎完済➡︎30歳過ぎで台湾へ➡︎投資ビザ・起業➡︎外国専業人材➡︎永住権取得(2022年)。中古マンション情報ウォッチング、時々、大家さん。

深夜1時前。さっきの出来事。

 

 

となりの部屋の玄関がバタンと鳴った。住人が外出したみたい。それから10分過ぎた頃、となりの部屋の中から警報器の音が聴こえてきた。ピーピーピーって音。

 

 

音が鳴り止まないので部屋を出てみると、通路はうっすら霧っぽくなっていた。このフロアは2戸だけ。となりの住人はさっき出て行ったので不在。煙はやっぱりこの部屋から出てきてる。



規模は分からないが火事だと思った。深夜なので躊躇したが、階下に住む大家のところへ行ってインターフォンを押した。

 

 

大家の娘がイラついた顔で出てきて『あぁ?』と言われたが、とりあえず事情を説明したら鍵を持って上がってきてくれた。

 

 

問題の部屋の玄関を開けて中を確認すると煙だらけ。床はゴミだらけだった。大家の娘は煙を吸って『うっ』と言った。

 

 

私はスマホのライトを頼りに部屋に入り、窓を一個一個開けて煙を逃した。勝手に人の家に入るという罪悪感もあったけど仕方ない。

 

 

プラスチックが焼けたようなニオイに似てたから、何か電源が燃えてるんじゃないかって探したけど異常なし。天井に設置されてる警報器もいつの間にか止まってた。

 

 

玄関の外から顔を覗かせている大家の娘が『あ、殺虫剤!』と指をさしているので、私も床を見ると、バルサンの缶みたいなものが転がっていた。

 

 

煙の原因は、害虫駆除の為に使われていた煙が噴出するタイプの殺虫剤だった。床をよくみるとGがヨタヨタ這いつくばっている。ここの住人はこれを開封してから外出していったようだ。

 


はい、解散〜。大家の娘からは一応お礼を言われたが、はやとちりだったのかもしれないと思うとちょっと恥ずかしくなった。


 

前から思ってたけど、この部屋って複数人で住んでる感じがするんだよね。で、週末土日は誰もいなくなる。出入りしてる人たちは実家にでも帰っているのかもしれない。

 

 

結局火事じゃなくて良かったけどさ、こんな時間にコレを使う??ここの住人は深夜でも男女でドンチャン騒ぎするから、タバコの火を消し忘れたんじゃないかとか疑ってた。

 

 

部屋に侵入してしまった事、逆ギレされないかな。いや、ほんとに殺虫剤の煙が原因よな?



汚部屋だし暗かったし、煙の正体はバルサンということで納得してしまったが、自宅に戻ってからあれは火じゃないよね?とか思い始めてしまった。

 

 

きっと大丈夫、と思うようにして早く忘れて眠りたい。腹立つわ〜😇



 jǐng bào qì 警 報 器

 yān 煙

 xiǎng 響

 bù tíng 不 停

 shā|shài chóng jì 殺 蟲 劑