台東区出身の人間なら誰もが歌えるであろう「台東区の歌」。
 

 

昭和39(1964)年に生まれたこの一曲は、美しいメロディと、そして「鐘は上野か桜に蓮に」から始まり台東区の”ひと”と”まち”の魅力を余すところなく織り込んだ歌詞が特徴的。
 
作詞は戦前戦後に歌人として活躍したほか、多数の校歌などを手掛けた土岐善麿(ときぜんまろ)氏。
一方の作曲は、数多くの交響曲やテレビ・映画音楽を作曲した音楽家の渡邉浦人(わたなべうらと)氏。
 
偉大な音楽家、歌人によって生み出されたこの一曲は、台東区民にとってはまさに”誇り”とも言うべき存在ではないでしょうか。
 
そんな「台東区の歌」にまつわる”ある方”に先日、お会いすることが出来ました!
 

 
場所は、東京ドーム。
 
この日の東京ドームでは開幕戦、読売ジャイアンツ対阪神タイガースの一戦が行われました。
 

 
この試合のプレーボール前、スペシャルゲストとして始球式を行ったのが、歌手の三鷹淳さんでした。
 
昭和30年代に「北上川慕情」や「思い出のスカイライン」などのヒット曲を生み出した、往年の名歌手である三鷹さん。
 
昭和38(1963)年に巨人軍が第3代球団歌「闘魂こめて」を発表した際に、その歌唱を担当したという縁もあって今回の登場となりました。
 
球団創設90周年を迎えたチームと同じく、御年90歳の三鷹さん。
 
年齢を感じさせない力強いマウンド姿を披露し、スタンドからは万雷の拍手が送られました。
 
実はそんな三鷹さんですが、「台東区の歌」が誕生された際の歌唱も担当されているんです!
 
ということで、三鷹さんは”巨人軍にまつわるレジェンド”であると同時に、”台東区にまつわるレジェンド”でもあるのです。
 

 
始球式後、球場の某所にて三鷹さんとお会いして写真を撮影していただきました。
 
台東区の歌にまつわる話も直接ご本人とさせていただき、幸せな時間となりました♪