先日のこと。
この日は職場の先輩方と、台東3丁目にある「天正(てんまさ)」さんで食事会でした!
天正さんは昭和30(1955)年に末広会商店街(末広レンガ通り)に創業し、70年近い歴史をもつ老舗の天婦羅屋さん。
現在は3代目がお店を引き継がれ、こだわり抜かれた食材を使用した天婦羅とバリエーション豊かなお酒が楽しめると遠方から訪れるお客さんも多い人気店となっていらっしゃいます。
平成26(2014)年には店舗をリニューアルし、シックでお洒落な店舗は建築に関する様々な賞を受賞するなど、料理以外でも話題になっているお店なのです。
そんな縁もあって、天正さんのことは以前から気になっていたのですが、なかなかタイミングが合わずに今回が念願の初訪問となりました♪
まずは、キンキンに冷えた生ビールで乾杯。
突き出しの和え物も、良い味を出しています!
今回は基本となる「間違いなしの3,300円コース」(季節のサラダ、穴子天ぷら丼つゆづけ、天ぷら盛り合わせ、お新香、おにぎり、お味噌汁)を予約させてもらい、その後にアラカルトで追加をさせてもらう形で料理をオーダーしていきました。
こちらが、天正さんの名物である「穴子の天ぷら丼つゆづけ」。
その名の通り、一本揚げになった穴子の天ぷらが特製の丼つゆに漬けられています。
さっぱりと甘辛く、それでいてコクのある丼つゆがたっぷりとしみ込んだ穴子天は、これだけでお酒が何杯でも飲めてしまうような逸品。
ということで、さっそく生ビールをおかわりです。(笑)
お新香盛り合わせで一度口の中をリセットしてから、
ここで真打、天ぷら盛り合わせの登場です。
海老と烏賊のほか、季節の野菜が彩り鮮やかに盛り合わせられています。
どれも絶品揃いなのですが、個人的なオススメは烏賊の天ぷら。
こんなにふわふわで柔らかい烏賊の天ぷらは、これまで食べたことがありませんでした!
ここでお酒をチェンジ。
台東区浅草橋にある醸造所で作られたクラフトビール「猫ぱんち」をいただきます。
柑橘系の風味が香る、さわやかなビールです。
そんな猫ぱんちには、家庭的な味でほっこりできる出汁巻き玉子を合わせて。
とここで、店内に「あおちゅう」のポスターを発見。
みなさんは「あおちゅう」をご存じでしょうか?
あおちゅうというのは、東京都で最も小さい自治体である小笠原諸島の青ヶ島村で作られている焼酎であり、島以外ではなかなか飲む機会がない”幻の焼酎”と呼ばれているものなのです。
私もネットでその存在を以前から知っていたのですが、ラインナップされているお店にこれまで出会った事がありませんでした。
まさか、老舗の天ぷら屋さんであおちゅうに出会えるとは…感激です!
ということで、あおちゅうを店主さんのオススメの飲み方であるロックでいただきました。
芋焼酎ですが、一般的な芋焼酎のようなクセは少なく、一口含むと潮風のような爽やかな風味が鼻に抜けていきます。
これは飲みやすく、美味しい焼酎ですね。
そして最後は、おにぎりとお味噌汁でシメ。
天ぷら、お新香、おにぎり、味噌汁。それに合わせるは日本各地の銘酒たち。
「日本人で良かった!」
そんな言葉を叫びたくなるような、そんな夜でした♪
(天正 さんのホームページに飛びます)