このブログでも過去に書かせてもらっていますが、柳橋にある和菓子の「梅花亭」は私にとって親戚筋に当たります。
 
そして、身内のことで恐縮ではありますが、これまで何度か梅花亭の銘菓を紹介させていただきました。
 
 
そんな梅花亭の大叔父が、少し前に亡くなり葬儀が行われました。
 
創業は嘉永3年(1850年)。
 
昭和から平成にかけての激動の時代に、実に170年以上も続く老舗の看板を守り続けてきた大叔父。
 
大叔父からみて孫の世代である私が、梅花亭までおつかいに行くといつも明るく屈託のない笑顔と元気な声で出迎えてくれました。
 
お店のことだけでなく、和菓子の組合の理事を務めたほか、柳橋に鎮座する篠塚稲荷神社の役員や、柳橋町会の副会長を務めるなど地域の活動にも活発に取り組んでいたほか、ゴルフなどのスポーツも好きで、とにかくいつも精力的に動き回る”陽”の人でした。
 
 
葬儀では、香典返しのひとつとして、梅花亭の銘菓のひとつである梅最中が配られました。
 
 
品の良い甘さの餡子と、口の中でほろりと解ける最中の皮。
 
この上質な味わいも、大叔父が元気に店先に立っていた時代から何も変わっていません。
 
商売を愛し、人を愛し、町を愛した大叔父のことを思い出しながら、変わらずに美味しい梅最中を堪能したのでした。
 
 
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