人は己がもう死のうとするとき、何を思うか?
自分という存在が無に帰することを怖く思う人もいるだろうが、そんな強迫性障害のような低レベルなケースを置いといて、おそらく多くの普通の人は自分の生きてきた意味がこれでよかったのだろうか(若い人ならさらに、まだ途中なんじゃないだろうか)?ということではないだろうか。
逆に、人は自分という意識を持ち始めたとき、何を思うか?
自分という存在が有になっていることへの不思議さを感じる人も少なくないだろう。この世の、主役のような、自分が生まれてきたに意味があり、それは当然であり、これから自分に与えられた役目を果たしていくという、そういうことを思うであろう。
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