依存・・・

 


著者は

著者は覚醒剤はそんなに悪くない、むしろアルコールの方が全然悪い。覚醒剤依存症の人は刑罰で罰するよりも精神疾患として治療するべきだと主張している。。その根拠として、覚醒剤は一人で家で使用して人生の辛さを緩和してくれるのに対して、アルコールは他の人と楽しくやって衝動的に粗暴になってトラブルを起こしてしまう。覚醒剤依存症の人は元々何らかの不幸な生い立ちの中でトラウマを抱えているので、けいむしょにしゅうようされて一時的に覚醒剤をやめられても出所後にまたトラウマが再燃して覚醒剤を使わないではいられなくなる、etc…

この根拠が非常に弱い。ひどい生い立ちであっても努力して真面目にやっている人もいるし、覚醒剤を使い始める理由はやはり快楽を求めてそういう環境に入っていった人の自業自得が多いし、幻覚妄想が出現するほどに脳細胞に確実に害を与えている。著者は悪い医者ではないのだろうが、本当に困っている患者さんを熱心に救おうという感じではないだろうと思う。おそらく大麻をやっていると思う。。タバコを未成年の時からやっていることを医学的に悪びれずに告白しているし、薬に頼ることを正当化している。違法薬物依存症の専門の精神科医なのに、近年の日本における違法薬物仕様の低年齢化の問題を全然言及しない。むしろアメリカみたいに吸うと言ったら、マリファナを煙草のように気軽に吸うような、そういう社会に日本もなっていくのを待ち望んでいるような気がする。。

依存症を病気として扱いながら依存することを必ずしも悪いことだと思ってない気がする。この著者自身がその時その時で何かに依存しているだろう、そして、依存の本質は一体何か?


 

人気ブログランキングへ
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村