いま、「孤高の人」というマンガを読んでいる。
まだ、16巻だけど。


この漫画は性的描写や俗世間の嫌らしさを強調しているので、本当に不愉快なマンガだし、男性目線で愛について勘違いしているところもあるけど(登山家の夫を待ち焦がれる妻・・・子供がいるから夫なんていなくてもまあまあ幸せだということを作者は知っていない)、

それでも、このマンガで考えさせられることは多い・・・


主人公のクライマーは、単独登頂を目指している。それは誰も踏み入れていないK2東壁を愛している、自分一人だけが、世界中で一人だけ、そこを愛し、成功しようと、必死に頑張っている・・・

世の中、いろんな人がいるけど、みな、自分の生活や趣味や仕事や生き甲斐や信条や愛する対象や宗教を心の支えにして生きているけれど、生きる目的はそれに似ているけれど、、、、


登山家は何故山に登るか?
すごくつらくて大変なのに・・・


人は何故生きるのか?
すごくつらくて大変なのに・・・


途中で降りてもいいんじゃない?
べつに最後まで行ったからと言って何かが得られるわけじゃないよ・・・
そう囁く悪魔の声が、自分の気持ちを揺さぶってくる・・・


だけど、登山家は登り続ける。
そうせずにはいられない情熱がふつふつとわき起こるから。


人は人生を歩み続ける。
情熱をもって・・・



私も、情熱を持ち続けたい、不屈の精神で・・・