人間が最も恐れているのは孤立と追放 | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

人は

集団で生活することによって

生き物の頂点に

君臨するようになった。


故に

人にとって最も恐いのは

自分の所属する集団から

孤立したり

追放されたりすることである。


それは

死と直結する。


流れ星


幼い子どもにとって

親は絶対的存在である。


家族という集団の中で

一番かよわい存在である子どもは

そこから放り出されたら

生きていけない。


母はよく

怒りに任せて

「もうアンタの面倒なんかみない、

出て行きなさい」

と言った。


謝り倒して

泣いて縋って

親が機嫌が直るのを

待つ。


その間に

理不尽を感じながら

私は私の本心を

無意識の中に放り投げる。


でもその本心は

無くなったわけではない。


自分に嘘をつきながら

生きていく。


多分誰だって

多かれ少なかれ

そんな経験をしている。


じゃないと

集団の中で生きられない。


自分でも知らないうちに

心の奥底に追いやられた

見たくない感情にフォーカスして

それを受容することでしか

そこから逃れることはできない。


悲観主義は巧妙に偽装された

攻撃性である

byアドラー


虹


年金に関する

インタビュー動画を観ていると

地域のコミュニティに所属して

ボランティア活動などをしている方が多い。


色々なコミュニティに属している人ほど

幸せそうに見える。


家族のない人でも

何かの集団に所属することで

自分の居場所がある

と安心できるのが

アドラーの言うところの

『共同体感覚』である。


家族もおらず

社会からも孤立して

何の役にも立たない自分を思い知るのは

精神的に

キツすぎる。


だから人は

それを防衛するために

認知症になるのだろうか。