安楽死って・・・ | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

先日NHKで

安楽死のことを放送していた。


かなり前にも

北欧の安楽死が合法化されている国での

安楽死についての放送を観た覚えがある。


とても強いインパクトがあったので

記憶しているのだと思う。


十代くらいの2人の息子さんと

夫に看取られて

安楽死を選んだ

まだ若く美しい女性の映像だった。


彼女は確かに

ベッドに寝たきりで

病に冒されたその身体を

持て余している様子だった。


自分が産んで愛した息子たちと

お別れしてまで

その辛さから逃れたい

と思っているように見えた。


愛しく思い

ずっと一緒に居たいと願う気持ちより

一刻も早く天国へ行きたい

という気持ちの方が強いなんて

病という圧倒的な力の強さに

恐怖感を覚えた。


今回NHKで観た

安楽死を望み実行した方も

美しく賢く努力家で行動力のある

素敵な女性だった。


私なんか足元にも及ばない

こんな優秀な方が

病気のせいで

安楽死を選んでしまうのか?


違和感を覚えた。


流れ星


人それぞれ価値観は異なるし

病の辛さはその人自身にしか

わからない。


人は

産まれ落ちた時点で

周りの人たちに影響を及ぼしている。


独りで生まれ独りで生活して

独りで死んでいく人は

居ない。


多かれ少なかれ

誰か他の人たちと関わりながら

笑ったり泣いたり

愛されたり憎まれたりしながら

老い

病気になって

死んでいく。


生老病死。


奇跡的に生命を授けられた自分が

自らの意思で死を選ぶことは

エゴなのか否か。


とても難しい問題で

何が正しいのかはわからないが

周りの全員がその人の安楽死について

心から賛成することは

きっとないだろう。