久しぶりに
『マズローの欲求5段階説』を
復習してみた。
この5段階は有名だが
6段階目があったことを
ご存知だろうか?
マズローは晩年に
「自己超越欲求」という
「自分だけでなく
他の人々も豊かにしたいという欲求」を
6段階目に位置付けた。
この領域に達することができるのは
全人類の2%程度であり
欲求の実現は
稀なケースとされているらしい。
さらにアドラーは
「人が幸福に生きるためには
貢献感が必要」
と言っている。
結局行き着くところ、
人は人の幸せのために生きることで
自分も幸せになれる。
ただしそれは
自分の幸せの上に成り立っている、
ということ。
みんな仲良くいられて→社会的欲求
人から認められて→承認欲求
自分のやりたいことをやれて→自己実現欲求
そして最後に
他人や社会のために貢献したい→自己超越欲求
生理的欲求や
安心安全の欲求を満たしている
現代の私たちにとっては
容易いことになったかもしれない。
底辺にある
生理的欲求や
安心安全の欲求は
人として生きるための
最低限のものであるにもかかわらず
戦争や災害時には
満たされない。
当然
高次の欲求は手の届かないものとなる。
土台となるこの部分の欲求さえ
満たすことのできない人たちが
地球上には
常に存在していることを
忘れてはならない。