欲求を満たす権利 | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

久しぶりに

『マズローの欲求5段階説』を

復習してみた。


この5段階は有名だが

6段階目があったことを

ご存知だろうか?


マズローは晩年に

「自己超越欲求」という

「自分だけでなく

他の人々も豊かにしたいという欲求」を

6段階目に位置付けた。


この領域に達することができるのは

全人類の2%程度であり

欲求の実現は

稀なケースとされているらしい。


さらにアドラーは

「人が幸福に生きるためには

貢献感が必要」

と言っている。


結局行き着くところ、

人は人の幸せのために生きることで

自分も幸せになれる。


ただしそれは

自分の幸せの上に成り立っている、

ということ。


みんな仲良くいられて→社会的欲求

人から認められて→承認欲求

自分のやりたいことをやれて→自己実現欲求

そして最後に

他人や社会のために貢献したい→自己超越欲求


生理的欲求や

安心安全の欲求を満たしている

現代の私たちにとっては

容易いことになったかもしれない。


流れ星


底辺にある

生理的欲求や

安心安全の欲求は

人として生きるための

最低限のものであるにもかかわらず

戦争や災害時には

満たされない。


当然

高次の欲求は手の届かないものとなる。


土台となるこの部分の欲求さえ

満たすことのできない人たちが

地球上には

常に存在していることを

忘れてはならない。