そして私のストレスは溜まる一方 | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

父は

好き嫌いが多い。


食べられるものの方が少なく

味付けも

甘いものしか食べない。


味が気に入らないと

「味付けし直して」

と言って突き返される。


死ぬまでにあと何回

食事ができるかわからないんだから

美味しいと思えるものを

食べさせてあげたいが

さすがに

何度もダメ出しされると

イラッとする。


どんなに穏やかな生活をしていても

ストレスは溜まるものだ。


ましてや身内相手となると

怒りをぶちまけたくなる。


そこで私は

1週間に一回

叔母の食事を持ってくる妹に

父のことを愚痴る。


愚痴る相手としては

妥当な線だろう。


しかし妹は

それが嫌みたいなのだ。


すぐに話を逸らされる。


私に

父と叔母の援助のほとんどを

やらせているという

引け目を感じているのだろうか?


私が

「もう少し手伝ってよ」

と暗に訴えているように

感じるのだろうか?


いえいえ、

私は聞いてくれるだけで良いの。


聞いてくれるなら

電信柱でも良いの。


流れ星


親の援助や介護が

きょうだいのどちらかに

重くのしかかると

きょうだいの仲が悪くなる。


私が勤めていた

訪問介護ステーションのサ責の方は

お母様の介護を

お一人でしていた。


何もしないで口だけ出してくる

妹たちに日頃から苛立っていたが

ある日、堪忍袋の緒が切れて

泣きながら台所のお皿を

何枚も

床に叩きつけたそうだ。


それを見ていた娘さんも

おんおん泣いていたとのこと。


私はその話を聞いて、

親のためにも

子どものためにも

妹と仲違いをしてはいけない

と思った。


身内の介護は

大変なリスクを伴う。


介護する側も

される側も

その距離感を上手に保つ

必要がある。