嘘も方便 | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

叔母の付き添いで

月に一度通っている

病院に行った。


待合室で順番を待っていると

ご高齢の男性患者さんが

診察室から出る時

先生に

「こういうのに乗るのは

嫌だね」

と言って

車椅子を見た。


豪快な先生は

「ははは」と笑って

「でも今これ

流行ってるんですよ」と

まるで

そんなことも知らないの?

と言ったふうに

仰った。


いやぁ

先生、うまいなぁ〜拍手拍手拍手

と拍手を贈りたくなったが

そのご高齢患者さん、

まるで耳に入らなかったようで

暗い顔のまま

診察室を後にした。


誰でも流行りものに飛びつくとは限らないが

車椅子が流行っているのは

需要が多くなってきている

という意味では

本当だろう。


誰だって

自分の身体の衰えを

目の当たりにするのは

嫌だ。


でも

これ今流行ってるしルンルン

と思っておけば

何となく

気も晴れる。