想定外の事態にあったときにうろたえない心構えの4つポイントがあるという話題を提供してくださる方がいました。




4つのポイントのうち1つは「慢」と書かれていたそうです。「慢」とは人と比較して自分の人生を生きていないことを指します。自分に自信をもち人生を生きていたなら、突然のことにもうろたえることはなくなるでしょう。



残りの3つが書かれていなかったようでした。

仏教からネタを取っているなら、残りの3つはおそらく「欲」「触」「愛」ではないかと思います。



【欲】は文字通り欲望です。

欲望は新たにチャレンジする活動力になりますが、欲が深くなると身を滅ぼします。プロスポーツ選手が引退後に投資話に乗ってしまい身を滅ぼすほどつぎ込んでしまうのがこれに当たります。「もっと増やせる」と思ってしまうのでしょうね。



【触】は触れるという意味で、慈悲の愛に触れると安心します。しかし、触れることばかりに囚われると独り占めしたくなります。嫉妬の感情に似ています。



【愛】は慈愛の心です。相手を包み込むような愛があればいざというときに心が動かずうろたえることはありませんが、愛に飢える渇愛(かつあい)になると渇きを癒やすために愛を求め続けてしまいます。




まとめると

【欲】でチャレンジする活動力をもち、【触】で慈愛の心に触れて安心し、【愛】で慈愛の心をもち、【慢】で自分の人生を生きることができたなら、突然のことにもうろたえることはなくなるでしょう。


仏教は昔から役に立つことを教えてくれるものですね。

合掌


 

仏教の知恵で心豊かに過ごせますように祈念しております。


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