「説得されても人は変わるものではない。だれもが変化の扉を固くガードしており、それは内側からしか開けられない。説得によっても、感情に訴えても、他人の扉を外から開けることはできない」

マリリン・ファーガソン(アメリカの社会心理学者)

 

 

先日、私が【子育て本】の企画をしているという話になり、「子ども好きで他人の子どもは可愛いと思えても、自分の子どもには怒ってばかりです。言うこと聞かないし……」というお母さんがいました。

育メン和尚の私も「分かる、分かる」と話が盛り上がりました。

 

「自分の子どもには優しくしなさい」と説得されても、頭で分かっていても変わることはありません。上記の名言のように「変化の扉を固くガードしているから」です。

 

変化の扉を固くガードしている原因は、「こだわり」です。長男だから、長女だから、〇〇の家に生まれたからなどなど、「子どもにこうなってほしい」というこだわりがあるから怒ってばかりになってしまうのです。

 

こだわりを手放すことで、親は子どもに慈愛の心を育てることが役目であると気づきます。慈愛の心をもつことができると、他人に親切(布施)ができるようになります。布施をしあうことができる社会で、他人に寛容な優しい世界になっていきます。

 

 

空海も「迷いも悟りも自分の中にあると信じるなら悟りの境地に達することができる」と説きました。

 

明るい未来に対する答えは自分の中にあると信じて、心の扉を開けたいものです。

 

合掌
 
仏教の知恵で心豊かに過ごせますよう祈念しております。

 

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