お薬師さん(薬師如来)は、手に壺を持っています。
この壷のふたを開けると、紫色の煙がふわふわと出てきます。紫色の煙を頭からかぶると、どんな病気でもたちどころに治るといわれています。
薬剤師として10年勤務した住職中村が、お薬師さんの薬つぼのように健康について話します。

ビタミンCはどうして発見されたのですか?

ビタミンCを飲んだことがありますか?
ビタミンC入りのドリンクやジュースは酸味が効いて、酸っぱーい!のがおいしいですね。

さて、ビタミンCはビタミン類でも発見が遅い方でした。
レモンなど酸味のある食べ物があることは知られていましたが、酸味がビタミンであると認識されていませんでした。

ビタミンCが発見されるきっかけとなったのは、コロンブスが新大陸を発見した時代です。
航海技術が進み、長期間の航海が可能になったときです。
航海 
短期の航海では問題にならなかったのですが、長期の航海になると突然鼻や口から出血し始め止まらなくなる壊血病(かいけつびょう)が流行りました。原因も分からず、治療方法も分からなかったので、壊血病は大変怖がられました。

壊血病の原因は、船員の野菜不足にありました。

航海が長くなると野菜は傷んでしまいます。野菜に含まれるビタミンCが不足するため壊血病が発症していたのです。

壊血病はビタミンCを服用することで劇的に治りました。ビタミンCは航海士にとって魔法の薬だったことでしょう。

ビタミンCのみならずビタミン類がたくさん含まれる野菜類は健康の秘訣です。大切に摂りましょう。

合掌

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