悩み多き子育てママに「子育ては布施のトレーニング」をして親子で人間としての成長をしよう!という内容の本を書こうとしているので、子育て本の応援企画としておもしろそうな本を紹介していきます。

 

紀伊國屋書店の子育て本コーナーをウオッチしています。平積みになっていた本から紹介します。

 

今回は 『だから声かけ 話し合う』西村 琢 

です。






書店の子育て本コーナーをウオッチしていると分かりますが、子育て関係の本はかなり速いスピードで入れ替わっています。

 

著者は1981 年生まれで、慶應義塾大学経済学部卒。2005 年に「体験ギフト」の企画販売を行うソウ・エクスペリエンス株式会社を設立しています。それまで日本になかったサービスであったことに加え、社員の多様な働き方にも注目が集まりました。取材や視察が相次ぐなかで、自身の生活や子どもとのことを話す機会が増え、親子で声をかけ話し合うことの大切さを本書にまとめています。



子育てにおいて「将来こうなるために今こうしておかないと」という逆算の接し方から距離をおき、先回りでも放任でもなく “いい距離感” の子育てTIPS 41篇です。





私は仏教の知恵で子育てママに「子どもが生まれ持った特質に気付き、慈愛の心を育てる」ことを伝える本の企画を考えています。


子育ての悩みは、本書の主張する「親子の程よい距離感」を取ることだと思います。親子の程よい距離感は、相手を思いやる慈愛の心を育てることに通じると思います。




仏教では、こだわりを手放し、執着から離れていくことが悟りであると説きます。

「子育ての悩みから楽になりたい」と思ってノウハウ本を実践しても思うようにならないと嘆いてしまいます。「楽になりたい」ではなくて、「子どもの本質を見出して、慈愛の心を育てること」が親の役目なのです。


慈愛の心を育てるためのトレーニングが布施であると私は考えます。誰かに見返りなく親切をしていくトレーニングです。

 

子どもはコミュニケーションの天才ですが、程よい距離感をつかめないとコミュ障になってしまいます。程よい距離感をつかみ、のびのび育つ子どもの成長を見ることは親として楽しいものです。


合掌

 

仏教の知恵で心豊かに過ごせますように祈念しております。


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