お釈迦さまの命日を知っていますか?

 

お釈迦さまは、今から約2500年前の2月15日 満月の夜に亡くなりました。


 

お釈迦さまは、仏の教えを悟り、人々に説いて布教をした一生を送り80歳で亡くなりました。お釈迦さまの遺徳を偲び、命日である2月15日(前日の14日)に法会を行います。この法会を涅槃会(ねはんえ)といいます。 


 
 涅槃会では、お釈迦さまが亡くなった時の様子を描いた涅槃図を掲げます。


お釈迦さまは、生まれ故郷へ向かう最後の旅の途中で体調を崩してしまいました。供養されたキノコ料理で食中毒となり、脱水症状になられたようです。ひどい下痢に悩まされ、ついに歩くことができなくなりました。クシナガラにある跋提河(ばつだいが)のほとりにある沙羅双樹(さらそうじゅ)のもとで身体を横たえ、北枕にして休んでいるお釈迦さまのもとには、お弟子さんや仏さま、動物たちまで集まっています。お釈迦さまが最後の時を迎えようとしていることを心配し、嘆き悲しんでいます。

 食事を接待した鍛冶屋の息子であるチュンダは、食事によってお釈迦さまが体調を崩したことを心配して、クシナガラまで付いてきました。お釈迦さまは、チュンダに対して「私が体調を崩したことを気にしないように」と心遣いの言葉を残しました。
 

最後の時が近いことを知ったお釈迦さまは、弟子たちに「私がいなくなっても悲しんではいけない。私に従って生きてはいけない。私の説いた教えに従って生きていきなさい。(自灯明 法灯明)」と言い残してこの世を去って行きました。

 

涅槃図にはお釈迦さまの周りに弟子はもとより、仏さまや動物の姿が見えます。雲に乗った女性は、お釈迦さまが7歳のときに亡くなったお母さまです。天界から息子の最後を知り駆け付けたのです。お釈迦さまは、惜しまれた最後だったのです。

 

合掌

 

仏教の知恵で心豊かに過ごせますよう祈念しております。

 

公式LINEにて毎日寺みくじなど楽しいコンテンツを準備しております。下記よりご登録ください。

觀音寺公式LINE

 

 

厄除けや病気平癒の護摩祈祷申し込みなど法話と天井絵の寺 觀音寺ホームページにて受け付けています。