お盆を前にお仏壇の開眼させてもらいました。

 

開眼するとはどういうことでしょうか?

仏壇に手を合わせるスタートを宣言することです。

 

私はこんな例え話をしました。

 

「画竜点睛(がりゅうてんせい)」

中国の故事になります。

 

 

張僧繇(ちょう そうよう)という画家は、武帝から「壁に竜の絵を描いて欲しい」と命じられました。仕上がった竜の絵はとても素晴らしい出来栄えでしたが、彼はどうしても目を描こうとしません。

不思議に思い理由を尋ねると、彼はこう答えました。「竜は目をかき入れると遠くへ逃げてしまうのです」と。

 

しかし、人々はこの話を信じず、竜に目をかき入れることを懇願しました。途方にくれた彼が目を描いた途端、たちまち竜は動き出し、はるかかなたへと飛んでいってしまった、というお話です。

 

目を入れるということは命を吹き込むという意味があります。

 

お仏壇も同じで、開眼供養することによりお仏壇に命を吹き込みスタートを宣言するのです。

 

これからよい供養が続きますよう祈念しております。

 

合掌

 

仏教の知恵で心豊かに過ごせますよう祈念しております。