お大師さま(空海)の誕生日は6月15日といわれています。

 

お大師さまの誕生について、こんな話が残っています。

お大師さまの母である玉依御前(たまよりごぜん)は不思議な夢を見ました。

ある日の朝方、ぼんやりと霞のかかったような空に金色に光る雲に乗ったインドのお坊さんを見ました。

そのお坊さんが玉依御前に近づいてきたかと思うと、懐に入ってしまったのです。

夢を見たのちに懐妊の兆候があり、生まれたのが後のお大師さま(空海)です。

 

光る雲に乗ったインドのお坊さんは不空三蔵であるとされています。

不空三蔵の命日は6月15日だったので、お大師さまは不空三蔵の生まれ変わりだとされています。

 

毎年、6月15日にお大師さまの誕生を祝い大師誕生会を行っています。

高野山ではお大師さまの誕生を祝い「青葉まつり」が盛大に行われます。

今年は高野山で三年ぶりに青葉まつりが開催されました。

 

 

 

 

觀音寺の大師誕生会は、普段から御詠歌をたしなんでいる皆様と共に御影堂を花で飾り、甘茶をかけて祝いました。

 

 

お大師さまが生まれたからこそ、日本に真言宗があり日本の霊峰として高野山があります。

お大師さまが生まれたことを祝い、末永く真言宗が続いていくことを祈念したいと思います。

 

合掌

 

仏教の知恵で心豊かに過ごせますように祈念しております。