いい音楽はいいホールで聴きたい。
ホールが違うと音が全く違います。
世界に数台しかないパイプオルガンを擁するコンサートホール。
小学生にも本物を聴かせたいと、某学園が所有するホールです。
このホールで小学生が音楽の発表会を行いました。
一年生から六年生まで、歌あり、楽器演奏あり、演劇あり。
温かい拍手とともに盛会のうちに終了しました。
音楽はひとつの楽器が音を出すだけでなく、
たくさんの種類の違う楽器が、それぞれの特色を生かして演奏を繰り広げていく。
さらにそれを包み込むホールによって響き渡る。
弘法大師空海が中国から持ち帰った曼荼羅を思い起こします。
一枚の掛け軸に千人もの仏さまが描かれているといわれています。
仏さまだけでなく、鬼や神様まで描かれています。
しかし、誰もケンカせずにちゃんと一枚の絵の中に収まっている。
互いに響き合っているのです。
「自分は自分。他人は他人。」
そんな世知辛いことを言わずに、響き合ってみませんか。
想像もしなかった世界が広がるに違いありませんよ。