法務局の屋根裏には、今でもねずみの兄弟が住んでいます。
「ねえねえ、兄ちゃん」
「なんだよ」
「乙号クイズの解答編をやろうと思うんだけど」
「なんだよ、乙号クイズって」
「ハヤシくんがブログで問題を出したまま、答えを出してないんだよ」
「それはひどいな」
「このままだと気になってしょうがない人もいると思うんだよね」
「それはそうだろうな」
「で、僕たちが解答編をやるの」
「僕たちって、なんで俺も入ってるんだ」
「ひとりでやっても面白くないじゃん」
「まあ、そうだろうな」
「ひとりだとねずみの兄弟にならないし」
「ねずみの兄弟、でなくてもいいじゃにか」
「ま、そうなんだけど、そのほうが盛り上がるの」
「勝手に解凍して大丈夫なのか」
「ハヤシくんは今忙しいから大丈夫」
「そうかなあ」
「では、乙号クイズ解答編始めます」
「ほんとに始めるんだ」
「第1問、 登記簿上の地目が「田」であれば、現況が宅地であっても、固定資産税は田として課税される 」
「これ、乙号クイズなんだ」
「たしかに、乙号じゃない感じがするね」
「ハヤシくんらしいね」
「出題は、ハヤシくんの教材から出されてるみたいだから、教材の中に書いてあるんだろうね」
「これ、普通、問題作るんだったら、現況が「宅地」であっても、登記簿上の地目が「田」であれば、固定資産税は「田」として課税される、だろうね」
「あ、そっか。問題の文章の順番がおかしいから、なんだか難しく感じるんだ」
「そうそう、この問題は「登記簿上の地目」=「課税地目」かどうかを聞いている問題」
「そう考えたら、違うね。「課税地目」=「登記簿上の地目」じゃなくて、「課税地目」=「現況地目」だもんね」
「そういうこと。これ、わざと難しい文章にしてるのかな」
「違うと思うよ。なんかAIに作らせた、とか言ってたから」
「手抜きか」
「手抜きだね」
「ハヤシくんも横着になったな」
「なんかAIに可能性を感じてるみたいよ」
「AIもいいんだけど、手を抜くのはよくないなあ」
「合理化と手抜きは違うからね」
「ああ」
「じゃ、今日はこのへんで」
「明日もやるの?」
「うん。メリークリスマス」
第1問の答え ×


