登記を、もっと、わかりやすく。 -3ページ目

登記を、もっと、わかりやすく。

ふだんなじみのない登記簿について、できるだけ、わかりやすく説明させていただきます。わかりにくいところは、遠慮なく質問してください。よろしくお願いします。

法務局の屋根裏には、日曜日もねずみの兄弟が住んでいます。

 

「それも、そうでしょうね」

 

「だから、誰につっこんでるんだよ」

 

「いや、ナレーションがわざとボケてくるから」

 

「だから、ナレーションてなんだよ」

 

「さて、今日の問題は第4問です」

 

「世の中はもう年末年始だというのに」

 

「ねずみには年末年始は関係ないの」

 

「大掃除はあるのに?」

 

「大掃除は年末とか年始とか関係なくするの」

 

「なんだかなあ」

 

「登記事項証明書には、甲区または乙区の記録がないとき、その旨の認証文がつくが、登記事項要約書には認証文自体がないため、乙区がない場合でもその旨の記載はない、〇か×か」

 

「そもそも認証文がないからね」

 

「何か下の方に1行だけ文章が書いてあったような気がするよね」

 

「あれ、なんだったっけ」

 

「えーと、下線のあるものは抹消事項である事を示す、かな」

 

「あ~、そんな感じだ」

 

「じゃ、ないね」

 

「はい、なしということで、答えは〇」

 

「簡単だな」

 

「ま、〇×クイズだからね。でも、一瞬、どうだったっけ、って思うでしょ」

 

「まあな」

 

「そこが狙いなんだと思うよ」

 

「AIはなんにも考えてないと思うぞ」

 

「...たしかに。何も考えてないから、あれっ?ていう問題が出るのかもね」

 

法務局の屋根裏には、土曜日もねずみの兄弟が住んでいます。

 

「そりゃ、そうだろうね」

 

「誰に対してつっこんでるんだよ」

 

「ナレーションだよ」

 

「ナレーション?」

 

「いや、こっちの話。さて、今日も寒いけど、第3問いきます」

 

「はいよ」

 

「登記事項証明書を請求する際、共同担保目録や信託目録に記録された事項の証明が必要ない場合は、請求情報に必要の旨を記載しなければ、記載を省略することができる。〇か×か」

 

「また、回りくどい言い回しだな」

 

「そうだね。AIって意外に文章がスマートじゃないね」

 

「要するに、請求書に共担がいるとか信託目録がいるとか書いてなかったら、法務局は共担や信託目録をつけませんよ、ってことだろ」

 

「そういうこと」

 

「じゃ、〇だ」

 

「正解です」

 

「全部つければいいのにな」

 

「いらない人もいるからね、特に抹消済みの共担は」

 

「たしかに、前の所有者がつけてた共担とかは全く必要ないな」

 

「だと思うんだよね、でなかったらほんとに全部つけてしまったほうがいいと思う」

 

「いちいち共担はいりますか、とか聞くのも大変だしな」

 

「そもそも共担って何?というお客様も多いので、まずそこから説明しないといけなくなるの」

 

「なるほど、納得」

 

「では、また明日」

 

「一問ずつなのか」

 

「年末は忙しいからね、大掃除とか」

 

「ねずみも大掃除するのか」

 

「するよ、手伝ってね」

 

「寒いのに?」

 

「寒くてもやるよ」

法務局の屋根裏には、まだねずみの兄弟が住んでいます。

 

「兄ちゃん、メリークリスマス」

 

「メリークリスマス」

 

「なんで日本人はクリスマスを祝うんだ」

 

「なんでだろうね」

 

「何かの洗脳を受けているのか」

 

「なんでもいいんじゃない。宗教とか関係なくて、前向きでよさそうなことは受け入れてるんだと思うよ」

 

「なるほどね」

 

「それはいいとして、今日は第2問です」

 

「はいよ」

 

「登記事項要約書には不動産番号が記載されない、〇か×か」

 

「これはまた簡単すぎる問題だな」

 

「うーん、知ってたら簡単だとは思うけど、普段、隅から隅まで登記事項要約書に目を通すことなんてないから、あれ、どうだったっけ、って思うんじゃないかな」

 

「あー、質問されると不安になって、もしかしたら載ってたかも、って思うんだな」

 

「そう、書いてあるかどうか意識して見てないから」

 

「そうだな、表題部の情報は全部載ってそうだもんな」

 

「ということで、答えは」

 

「〇だな」

 

「正解です」

 

「なんで載せてないんだろうな」

 

「証明書と要約書を差別化するためじゃない?ほんとは法務局は要約書なんて出したくないんだよ、きっと」

 

「閲覧の代わりになるものが必要だったからしかたなく作った、という感じか」

 

「コンピュータ化当初は、コンピュータ化に時間がかかるから、コンピュータ庁と非コンピュータ庁が同じ時期に存在して、コンピュータ庁は証明書しか取れないとなると、日本全国同一サービスが原則なのにということになるから要約書を作った、と」

 

「全部コンピュータ化した時点で廃止するという方法もあったろうにな」

 

「その頃にはもう要約書が定着してて、証明書は1通1000円の時代だったし、反対が大きかったんじゃない」

 

「もう登記情報提供サービスが定着してるから、要約書を廃止してもいいと思うけどな」

 

「まだ改製不適合物件があるし、閉鎖登記簿も謄本しか取れないとなると苦情が来るんじゃない?」

 

「そうか、そっちがあったか」

 

「ということで、よいクリスマスを」