すみません、
大事なことを忘れてました。
とても大事なことです。
乙号初心者の方であれば、
なおさらです。
お客様にもいろいろな方がいらっしゃいます。
急いで申請書を書いてよく間違われる方、
丁寧に書かれないので字が読みにくい方..。
地番を間違えて書かれている可能性もある、
会社の名前を間違っている可能性もある、
人間だから間違える可能性はある、
でも、いったん申請書が出された以上は、
そこに書いてある登記はあるものと思って
検索しましょう。
まずは、
お客様が書かれた内容は疑わず、
真摯に書かれている物件を
検索しましょう。
...
何が言いたいのかというと、
もしも
「この地番はないです」
「この会社名では登記はありません」と
お客様にお答えした登記が、
後で、実際にはあることがわかったら、
取り返しのつかないことになってしまう
可能性があるからです。
「え?あるはずだけど」と言われて、
ほかの人が探したら見つかって...。
ということになると、
お客様の気分を害しますし、
法務局の信用も失います。
万が一、
そのお客様が帰られて、
他の方があわてて取りにこられて
他の担当者が検索すると見つかって、
「どうしてくれるんだ、
取引先の信用も失ったし、
わざわざ足を運ばせて、
時間を無駄遣いさせて、
この時間を返してくれ、
忙しいのに」
と言われても、
お詫びのしようもないですよね。
ちょっと極端な事例かもしれませんが、
「ない」と言ったものがもしもあった場合、
お客様に大変失礼であり、
不快な思いをさせてしまうのは
間違いありません。
お客様も人間ですが、
こちらも人間です。
間違えることがないとは言えません。
ですから、
申請された物件がない、
申請された物件に地図がない、
申請された会社の登記がない、
という場合は、
必ずもう一度、こちらに誤りがないか、
見落としがないか、探し漏れがないか
確認してから回答するように
してください。
経験を積めば積むほど、
「ない」と回答することの
怖さを知っています。
「ない」と回答した後で、
検索し直して見つかった場合、
言い訳のしようがないですよね。
こちらも人間なので、
間違える可能性はあります。
見落としてしまう可能性があります。
思い込みで判断してしまう
可能性もあります。
自分を過信しないように。
自分は失敗する可能性がある、
と思っているくらいがちょうどいいです。
お客様に「ない」と回答する前に、
入力間違いはないか、
思い込みのミスはないか、
思いつくありとあらゆる方法で検索して、
窓口担当者の回答は、
「法務局」としての回答になります。
法務局に苦情が来て、
法務局から受託会社に指導、
ということも考えられます。
不必要に怖がらせるつもりは
ないのですが、
「ない」と答えることの怖さだけ
理解してほしいと思って、
ついついくどく書いてしまいました。
慎重に、初めのうちは
誰かに見てもらうように、
お願いします。