登記簿のバインダー化について。 | 登記を、もっと、わかりやすく。

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ふだんなじみのない登記簿について、できるだけ、わかりやすく説明させていただきます。わかりにくいところは、遠慮なく質問してください。よろしくお願いします。

登記簿のバインダー化、って何?

 

と思われると思います。

 

 

まだ、登記簿が紙だった頃の話です。

 

 

かつては、

 

登記簿は大福帳式といって、

 

ノートみたいに150枚綴られた

 

登記簿に、

 

登記申請がされるたびに、

 

直接書き込んでいました。

 

 

登記申請がされることによって

 

初めて登記簿が作られますので、

 

登記簿は、

 

登記申請された順番に並んでいました。

 

いわゆる「登記番号」順です。

 


その「登記番号」順に並んでいた登記簿が

「地番」順に並べ替えられたのが、

この「バインダー化」の時です。


「登記番号」は廃止され、

大福帳式に綴られていた登記簿は

バラバラにして

地番順に並べ替えられて、

10穴パンチで穴を開けられて、

バインダーに綴じられました。


それが、昭和26年の

不動産登記法の改正です。


「閉鎖登記簿」が制度化されたのも

この時で、

昭和28年~昭和29年頃に

綴り替えられた閉鎖登記簿を

よく見かけます。