新築建物の評価額がすごいことになってます。 | 登記を、もっと、わかりやすく。

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今日、平成24年度の「概要調書基準価格表」を見ました。


あの、新築建物の保存登記を申請する時に、評価額が

まだないので、評価額を算定するための1平方メートル

当たりの単価が書いてある表です。


あれ、去年まで確か、「新築建物課税標準価格認定基準

表」じゃなかったけ...。


中を見て、さらにびっくり!

木造で居宅の1平方メートル当たりの単価が、2万円以上も

上がってる!

この不景気の時代に、なぜ?


そもそも「概要調書」って何よ?

ということで、検索をかけてみたら、理由がわかりました。


答えは、会計検査院のページにありました。

会計検査院のページ

↑PDFファイルになっています。


簡単に言うと、法務局が今まで「標準価格」としていた価格は

固定資産税課税台帳に登録されている価格とかけ離れている。

だから、固定資産税課税台帳に登録されている価格を集約した

「都道府県概要調書」に基づいた価格にしなさい、と法務大臣に

平成21年10月23日に意見を伝えたらしいです。


それで、一気に2万円もアップしたわけですね。

いやー、びっくりしました。