会社の本店はどこでもいいんですか? | 登記を、もっと、わかりやすく。

登記を、もっと、わかりやすく。

ふだんなじみのない登記簿について、できるだけ、わかりやすく説明させていただきます。わかりにくいところは、遠慮なく質問してください。よろしくお願いします。

「会社の本店はどこでもいいんですか?」という問い合わせを受けた。



「A」という会社の本店所在地が、「B」という会社の本店所在地とまったく


同じ住所になっており、「A」社宛の郵便物が、「B」社に届くのだという。




「B」社いわく、「A」という会社を知らないし、まったく関係ない。迷惑を受けて


困っている、とのこと。



しかし、「A」社も今の状態だと、郵便物を受け取れないし、何のメリットも


ないと思われる。どうしてこんなことになってしまったのか。



法務局の登記相談の係を紹介し、引き継いだので、その後どういうことになった


のかはわからない。ただ単に、本店所在地を間違って記入したのか。


「B」社へのいやがらせが目的か?





会社の本店所在地を訪ねても、そこには何もない、といういわゆる「ペーパー


カンパニー」というのがあるらしいです。そういう「登記だけ」の会社を作って、


本店所在を適当に書いたところ、「B」社とたまたま重なってしまった、というのが


僕の推理ですが、いかがでしょうか?