2026年になりましたが、ねずみの兄弟はまだ法務局の屋根裏に住んでいます。
「兄ちゃん、あけましておめでとう」
「おめでとう」
「今年もよろしくお願いします」
「よろしく」
「寒いね~」
「寒すぎるな」
「では、乙号クイズ第5問目です」
「もう始めるのか」
「共有者が多数の不動産について、自分の持分のみを証明してもらいたい場合、一部事項証明書を請求することで、他の共有者の情報(担保権の有無など)を見ずに済む、〇か×か」
「これは何を聞いている問題なんだろうね」
「自分の持分のみの請求をすれば、ほかの人の情報は表示されない、ということの確認だと思うよ」
「もう少しひねってほしかったな」
「たとえば、どんな感じ?」
「共有者が多数でも、自分の持分のみの証明書は請求できない、とか」
「あー、でも、難易度は変わってないと思うよ。言い回しが違うだけで」
「そうか、〇×クイズだから作れる問題に限りがあるのか」
「そういうことだね」
「じゃ、答えは〇で」
「正解です。名義人を指定して一部事項証明書を請求すれば、ほかの人の抵当権などは表示されません」
「簡単すぎるな」
「問題を変えるとしたら、複数の名義人を指定して、一部事項証明書は作れるか、とか」
「なるほど、それはちょっとやったことのない人もいるかもな」
「〇〇以外の名義人全員についての一部事項証明書、というのは?」
「それはさすがにダメ」
「全部で請求すれば済む話だな」
「うん」