失敗を重ねた一輪挿し、やっと完成したが・・・ | 木工房『泰將庵』の制作日記

木工房『泰將庵』の制作日記

蕎麦屋さん?それともうどん屋さん? 
いいえ違います! 何でも木で作っちゃえ~!という木工房です。
時々、趣味の旅行記も載っています。

かなり前、糸のこ盤で文字を切り抜いて作った『般若心経』。その枠の木を買い求めた時に、

サ-ビス品として送られて来た欅の角材。(50×80×800)mm
これを何とか使って作品を作りたいと、常々思っていました。
色々ある候補の中、一輪挿しを作ることにしました。
計画した一輪挿しは、繊維方向の真ん中に容器の通る穴を開け、デザインは上から1/3辺り

からカ-ブを描き、中の容器が露出している物でした。
容器を取り寄せました。アルミの蓋が付いている直形25mmのプラスチック製の物でした。
直径25mmの穴を開けるためのドリルを持っていなかったので、10mm~25mm6本組の木

工用ドリルパドルビットを購入しました。
作業を開始して・・・失敗1
卓上ボ-ル盤で繊維方向に穴を開けられない。
卓上ボ-ル盤のチャックからテ-ブルまでの最大距離が、ドリル+万力に固定した材料より

短い為に穴あけが不可能であることが判った。  ビットや容器を買う前に測っとけば判った

はずなのに・・情けない
失敗2
仕方なく材料を横にして穴あけをしたものを3段重ねにし、25mm穴が一直線になるように

3個それぞれに穴を開けたが、重ねると微妙にずれて容器が3枚をスム-ズに動かない状

態となった。           
25mmパドルビットの切れ味も良いとは言えず、穴の径を測ってみると25mmより狭い所が

あった。
仕方なく穴の内側を半丸ヤスリで削ったり、ノミや彫刻刀で削ったり、粗目の紙ヤスリを丸棒

に貼り付けた物でこすったりして何とか25mmの穴にしました。(経験のある方は解ると思い

ますが、欅の木口はとても硬いです。)
 
3個を接着剤で貼り付け、何とか3段重ねが出来上がり、段のつなぎ目はV字溝にしてみま

した。塗装は米糠で作った自然塗料キヌカを塗りました。

写真を見て気付いたことですが、3個を少しずつずらして変化を付ければ良かったかも?

 

果たして、この一輪挿し、何を挿したら映えるやら!?

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