Bishoku in Shanghai

Bishoku in Shanghai

2012年7月から上海駐在員生活を開始。
「美食」に並々成らぬこだわりと誇りを持った少数先鋭のメンバーと食べ歩いた
上海のレストランについての私の独断と偏見の記録である。

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外灘から見る浦東の眺望が素晴らしいフュージョン料理の店
との前評判のNEW HEIGHTS。

景色、これもまた脇役ではあるが美食を構成する上で、
1つの重要なファクターである。なぜならば、美食とは、
味覚だけではなく五感、即ち視・聴・嗅・味・触の全てを通じて
味わうべきものであるからである。

お昼前で客もまばらな時間帯であった為、
まずはその景色を大いに楽しんだ。


Bishoku in Shanghai

日本でも中国の大気汚染が取沙汰されているが、この日の上海は快晴で、
空気も澄んでおり、浦東の景色を一望することが出来た。

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テラス席が広がっている。右手の塔の中も個室になっているようだ。
中国の急速な発展を象徴する浦東の風景と、
上海の歴史を物語る古き洋風建築とのコントラストが素晴らしい。
まさに、洋中、そして新旧のフュージョン(融合)が生み出した
料理と言うことだろうか。料理への期待が膨らむ。

$Bishoku in Shanghai

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この店のランチコースは前菜+メイン+ドリンクの構成である。
まずは前菜。私が食したのはサーモンのペーストを使った上の料理である。
大振りのエビが入っており、ワサビマヨネーズとも良く合う。
周囲に海苔が巻かれており、山葵の風味の陰からほのかに磯の風味も香る。
前菜としてはまずまずであろう。

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続いてメイン。私が選んだのは一番上のサーモンとパスタである。
フェトチーネの味付けは良かったが、少し油っぽい。
人参がフィトチーネと同様の幅にスライスされており、
パスタを巻くフォークに自然に絡まり、口の中でシャキシャキとした
人参の食感と共に味わうことが出来る。この配慮は素晴らしい。

これがさいの目切りだったらどうだっただろうか?
恐らくパスタを巻くフォークからこぼれ落ち、パスタと人参の
味のフュージョンは起こりえなかったであろう。
野菜の形状一つで同じ味付けであっても味に大きな影響を与える。
カット方法一つにしても食感や食べやすさにまで配慮し、
究極の域にまで高めるところに美食が生まれる。

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デザート。私が食したクレープはクレープの生地に
チョコレートソースとバナナが包まれているシンプルかつ、
大雑把な料理であり、食後のデザートとしては適さない。
繊細な料理の後に食すものではない。
デザートメニューとして揃えるのはいかがなものか。
しかし、それを選択した私にも落ち度があったと認めざるを得ない。

以上、料理の味のコメントに終止したが、
その間景色を楽しんでいたのは言うまでもない。
景色があってこその上記コメントである。
料理だけを取り上げれば、他の美食レストランで同レベル以上の
料理を提供する所は沢山あるだろう。
しかし、景色も一つのシーズニングとして料理と一緒に味わうことで、
思いがけないフュージョンが生まれるのである。

評価
味★★★☆☆
内装★★★★★
サービス★★☆☆☆
コスパ★★☆☆☆


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