** 氷の花火 山口小夜子 ** | カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

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電光影裏斬春風

知っているようで知らない歴史の裏側をそっと、

御朱印帳をたずさえぶらり、ふらり、、つれづれに、、、

日々徒然に

途中

 

若松英輔さんが鈴木大拙を評してこんなことを言っておられたのを思い出した

 

「真に大きな人は誰からも学ぶことが出来る」

 

 

で、

 

いやー よかった、とてもよかった

 

 

今でもそう呼ぶのかは知らないけれど、山口小夜子さんといえば、スーパーモデルの、あるいは、アジアンビューティーの先駆け

 

CMで知るおかっぱで切れ長の眼もとが印象的なモデル

 

そういうイメージを持っていた

 

 

でも、、

 

こんなにもクリエイターな気質の方だったとは、とても 驚いたよ

 

 

氷の花火 山口小夜子 

 

 

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「美しいとは、苦しいこと」

 

なかなかな 謎かけ だなぁ、、

 

 

監督の松本貴子さんはスタイリストの高橋靖子さんにもインタビュされていて、その高橋靖子さんといえばD.ボウイの衣装も手掛けられていたことも

 

D.ボウイのイメージはクリエイターがミュージシャンをしている感覚なのだけど、映画を観終えての山口小夜子さんのそれはクリエイターがモデルをしているという感覚

 

そんな彼女が、憧れのロックミュージシャンと一緒に撮った一枚はなかなかに貴重だ、そのときの彼女の気持ちが想像され、こちらまで何だこころが自然とほころぶよ、、

 

ドキュメンタリーのなかではいくつもの印象的なエピソードがあるけれど、その中でも なるほど と思った中に次のようなものがある

 

山口小夜子さんがアンダーグラウンドな舞台を見に来ていて (池袋って言ってたかな?、普通にはとても面白いとはいえない内容だったらしいのだが、でもここはよかったね と同じ舞台を見ていた人に語ったという

 

 

鈴木大拙は後年、弟子にあたる柳宗悦にも学んでいた という

 

「真に大きな人は誰からも学ぶことが出来る」

 

法華経 (常不軽品にある話だね

 

 

そしてあまりにも突然の死

 

もっともっと彼女を見ていたい と思った

 

 

映画「氷の花火~山口小夜子」オフィシャルサイト

 

 

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