犬に佛性はあるか? ── 無。
「無門関」第一則
言わずと知れた禅の語録のもっともよく知られた問答のひとつ
「森羅万象に佛性が宿る」という 前提 をお互い分かったうえでの問答
ここでの 無 は単に有る無いの無いではない というのはひとつの解釈ではあるけれど、そんなことも思い出したりしながらの105min
ヌーヴェルヴァーグ時代しか知らない身には、何ともったいない時間を過ごしたんだろう と他の作品を、とくに商業映画を再び撮り始めた以降の作品を観たいな と
ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)
こんなにも色々なことを映画を通してなしてきた人だったとは、、という驚きがまずあって
こんなにも映画に、自分に、真摯に向き合っていたんだなぁ、、と
その何かに、そのすべてに、向き合ったゴダール
映画とは何か? ── 無だ。
映画は何を望むか? ── すべてを。
映画に何が出来るか? ── 何かしらは。
JLG
「何か」である 前提 でいえば、そんなことは「問う必要も無い確信」だったんだろうなぁ、、
また、「何か」は単なる「何か」ではなく、大いなる「何か」だと思う
そして
「たとえ希望が叶わなくとも、我々は希望を持ち続ける」
JLG
さすがはフランス人、A.デュマは既読 (?) だったようだ
人間の知恵は次の言葉につきることをお忘れにならないでください。
「待て、そして希望を持て!」
モンテ・クリスト伯 / A.デュマ
本編では、大好きなJ.デルピーもゴダールについて語っていた、彼女はゴダールの映画が初出演だったようで、
また、A.ヘプバーンもちらりと映り、同じ空間にゴダールといたというのが何とも不思議な気持ちにさせられて、、