そういえば、お不動様は火焔をまとってらっしゃるね
円乗寺さんからほど近く、かつては 駒込の大円寺 (*1) と呼ばれたお寺から火の手があがったのは、天和二年の納めのお不動様の御縁日だった
その大火に追われ逃げまどった人の中に、のちに井原西鶴によりその名を後世に残すこととなる 八百屋お七 がいた
逃れた先で恋仲になった男にまた会いたくなったお七は、再び同じ状況を作り出そうと自分の家に火を付け、、
そのお七の菩提所が、ここ円乗寺さんになるようだ
御朱印
重印
三巡目
南縁山円乗寺
天台宗
新撰江戸三十三観音霊場十一番札所
東京都文京区向丘1-11-3
お不動様の特徴のひとつである後背の炎は知恵の炎で、その炎であらゆる災いを焼き尽くすのだというが、、お七の場合は皮肉にも、その心に 煩悩 を呼び起こすきっかけとなってしまったようだ...
*1:
新撰江戸三十三観音霊場二十三番札所
■関連ブログ■
新撰江戸三十三観音霊場【御朱印覚書】
にほんブログ村 御朱印