南縁山円乗寺 (新撰江戸三十三観音霊場11) [東京都] | カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

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電光影裏斬春風

知っているようで知らない歴史の裏側をそっと、

御朱印帳をたずさえぶらり、ふらり、、つれづれに、、、

日々徒然に

そういえば、お不動様は火焔をまとってらっしゃるね

円乗寺さんからほど近く、かつては 駒込の大円寺 (*1) と呼ばれたお寺から火の手があがったのは、天和二年の納めのお不動様の御縁日だった

その大火に追われ逃げまどった人の中に、のちに井原西鶴によりその名を後世に残すこととなる 八百屋お七 がいた

逃れた先で恋仲になった男にまた会いたくなったお七は、再び同じ状況を作り出そうと自分の家に火を付け、、


そのお七の菩提所が、ここ円乗寺さんになるようだ


御朱印
重印


三巡目



南縁山円乗寺
天台宗
新撰江戸三十三観音霊場十一番札所
東京都文京区向丘1-11-3

 

 

お不動様の特徴のひとつである後背の炎は知恵の炎で、その炎であらゆる災いを焼き尽くすのだというが、、お七の場合は皮肉にも、その心に 煩悩 を呼び起こすきっかけとなってしまったようだ... 



*1:
新撰江戸三十三観音霊場二十三番札所



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