穴八幡宮 [東京都] | カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

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電光影裏斬春風

知っているようで知らない歴史の裏側をそっと、

御朱印帳をたずさえぶらり、ふらり、、つれづれに、、、

日々徒然に

近くには、、

漱石の 硝子戸の中 にその名の出てくる 山鹿素行 の墓所でもある宗参寺さんもある


 ……眼に入るものは青い麦畠と青い大根畠と常磐木の中に赤や黄や褐色を雑多に交ぜた森の色であった。
 前へ行く須永は時々後を振り返って、穴八幡だの諏訪の森だのを千代子に教えた。……

 彼岸過迄 / 夏目漱石


穴八幡宮




神門額
真ん中の文字が読めなかったので、うかがったことがある、篆書体で 「光松門」 と書いてあるそうだ



松は読めない💦ウ冠下に「ハ口木」かぁ、なるほど「松」の字だね ( ロ→ム )


その他、境内にいくつか石碑もあってなかなかに興味深かった


顕彰碑
ほ〜 前は気付いていなかったよ💦よ~く見ると題字は 「更生保護」 、そして、、




さらに説明書きを読むと、、、

有栖川宮家に代々伝わるという、いわゆる 「有栖川流書道」 を母 (有栖川宮威仁親王第二王女) より継承されたという 宣仁親王妃喜久子 様のご宸筆とあった

喜久子様の は祖父慶喜公から、 は父慶久公爵から、それぞれの一字をいただいたとある


また、

有栖川流書道と云えば、武蔵野陵の前に立つ石標 「昭和天皇武蔵野陵」 は、喜久子様よりその流儀を学ばれた 秋篠宮文仁親王 の書と以前うかがった


さらにさらに、

境内を散策すれば他にも、昭和天皇在位六十年を記念した石碑なども



中曽根康弘元首相書とあった、都内では日枝神社さんでも見かけたことがあるなぁ、わが故郷の鳥取砂丘でも、、




御朱印
**神社という墨字が多いのは神社の御朱印の特徴だけど、珍しい部類だね




今は例祭の折の限定御朱印は出されてないんだったっけ (・ω・)?




通常時はこのような、、




流鏑馬を待つの図




穴八幡宮
主祭神は、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后
なるほど、、神功皇后かぁ、、、
東京都新宿区西早稲田2丁目1−11


ちなみに、近くの水稲荷神社さんではこのような、、

 




と、この日、

東郷神社さんで 慶喜公 を偲び、また、ここ穴八幡宮さんでも、期せずして 慶喜公 を、、なんという僥倖であろうか?


否否、

こんな散策冥利に尽きる日はそうそうはない、ない、、だから、、、

北条早雲嫡男氏綱遺訓を引用した、あの有名な言葉で、今日のブログを締めくくることにしよう◎


 神明は唯平素の鍛練に力 (つと) め、
 戦はずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、
 一勝に満足して治平に安ずる者より直に之を褫ふ (奪う) 。
 古人曰く勝て兜の緒を締めよと。

 東郷平八郎連合艦隊解散時の辞末文より



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