長栄山本門寺 (池上本門寺)1 [東京都] | カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

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電光影裏斬春風

知っているようで知らない歴史の裏側をそっと、

御朱印帳をたずさえぶらり、ふらり、、つれづれに、、、

日々徒然に

ほ〜✨ 慶喜公揮毫と伝わる、かぁ...


「海舟」
徳川十五代将軍慶喜公揮毫

 

 

日本橋欄干、向島百花園や高幡不動宝物館でも観ることが出来るけど、

ここにもあったのかぁ... 的な、、

その日、本門寺を辞した後、

 

そうか、まだ勝海舟のお墓(奥津城)にはお参りしたことなかったなと、、

ちょうど池上線沿線だし洗足池へ

ここは海舟が洗足池の景観を愛でて洗足軒という別邸を構えたところ


徳川十五代将軍慶喜公は達筆と言われるが、なるほどさすがに上手いねぇ
「舟」は意外と形(というかバランス)が取りにくくて苦手な字なんだよなぁ、、、


などと思いながらぐるり、ぐるりと、散策、、


と、

 


海舟と南洲を偲ぶ徳富蘇峰の石碑に、

 

海舟が私費で建てたという南洲の漢詩碑(留魂碑)、、
 

よく観れば徳川宗家十六代当主家達公や榎本武揚子爵の刻字などもあり、、、


散策冥利につきるなあ... (・人・)


「留魂碑裏面」

 

 

「明治十二年六月、友人勝安芳誌す」とある

 

南洲の漢詩「獄中有感(ごくちゅうかんあり)」の

 

「願留魂魄護皇城(ねがわくはこんぱくをとどめてこうじょうをまもらん)」に由来と説明書が、、


さてさて、

 

そろそろ少~しだけ時をもどそう

 

 

この日は花祭り、池上本門寺さんでは五重塔特別御開帳の日

 

まだ、いただいたことのなかったこの祭り限定の五重塔Ver.の御首題を

 

 

建立四百年とあるね




広い境内はいつ来ても気持ちがいい


五重塔





塔横に足を向けると、すぐに熊本県人墓所があり、このような碑も


「河上彦斎先生碑」



海舟とも因縁浅からぬ河上彦斎は、

佐久間象山を斬った幕末四大人斬りと称されるひとり、

象山の妻は海舟の実の妹になる

また裏面を読むと、はて?徳富猪一郎碑文撰とある


ん??何故に???


調べてみると、、共に同郷(熊本)人だったんだねぇ石碑すぐ横には河上家のお墓も


そういえば、河上彦斎は「るろうに剣心」緋村抜刀斎のモデルとも言われるから、

映画のPRではくまモンとコラボしてたんだなぁと遅まきながら気が付いた


*エピローグ*

まず無理だと思っていた幕末三舟御首題シリーズだったけど、

この日の散策の甲斐あって目処がたった (=゚ω゚)ノ〜 

 

まだ果たせてはないが、いつか、いつかきっと



長栄山本門寺 (池上本門寺)
日蓮宗大本山
五重塔特別開帳日

この日、幕末三舟の墓所を全て参り終えること出来た

泥舟と鉄舟の墓所については、また、別の話として、、
東京都大田区
 

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