おでこママです。



前回の親ガチャの続きです。



私の遠い親戚のお話ですが

その家には男の子が2人生まれました。

上のお兄ちゃんはとても優秀で

小学校に上がる頃には学校の先生から

有名私立大学の附属中学に行くように

勧められました。



本当に出来る子どもは小学校で

すでにその片鱗は見えていると

先生から聞いたことがありますが

まさに神童だったのでしょうね。


 

そしてトントン拍子に進学し、

高校は学年の半分は東大へ行くという

超進学校へ!

当然目指す大学は東大です。


 

当たり前ですが、

誰もが東大に合格すると疑いません

でした。

それくらい彼は優秀だったのです。

しかし、結果は不合格。現役時は

東大しか受けなかったので、翌年は

滑り止めも用意して東大にリベンジ

しました。



しかし、またもや不合格。

仕方なく滑り止めの早稲田の政経に

入学しました。

それでも大したものですよね。



そして卒業後、親の勧めもあり

東京のメガバンクに就職します。

優秀かつ学閥もありすぐに出世コース

に乗りました。

将来は安泰と言われていましたが

ここでどうしたわけか歯車が狂いだし

ます。



なんと、

ニューヨークに出向を命じられたのを

断ってしまったのです。

当然、約束されたエリートコースから

外されます。

そして地方の支店に左遷になり最後は

支店長にすらなれませんでした。

けれど、彼は自分を不幸だと

思いませんでした。

なぜなら自分で決めたことだから。



では、次男はどうでしょう。

次男は次男で兄があまりにも優秀過ぎて

ずっと自己肯定感が低いまま大人に

なりました。



それなりに優秀な大学に進学しましたが

兄の存在は彼の人生に大きな影響を

与えました。

自分は親の期待に応えられない

ダメな人間だと

思い込んでしまったのですね。



裕福な家に生まれたことは

親ガチャでいう当たりなのでしょうか。

つまるところ

結局人生を決めるのは自分です。



自分で選んだ列車に乗り

どこで降りるのかは

自分で決めているのです。



これから長い人生で

何度も選択しなければならない

岐路に立たされます。

それはいつも正しい選択とは限らない。



けれど、親任せにしてはいけません。

裕福であろうがなかろうが

結局親ガチャなんて関係ないのです。



親ガチャではなく

それを言わせる世の中が

なんとも哀れで哀しいなぁと

思うのです。



それをわかってくれる政治家が

どれくらいいるのかなと

しみじみ思います。



受験生や浪人生

医学部を目指す若者に

届くかわかりませんが、、、



夢を摘もうと必死に手を伸ばしたけれど

手が届かなかった。

ひとは、

その挫折から立ち上がる勇気を持った

とき、本当に大切なものが

見えるのでしょうね😊