うー大漁!!
『1ヶ月間、漂流物から作った釣り具で釣った魚以外、食べないチャレンジ!』
企画のルール詳細は下記のリンクより↓
関西での収録を控え、今日は軽く近くの川でカワムツを数匹釣りって食料確保しようと考えていた5/14。
朝目を覚ますとざんざん降りの、雷ゴロゴロ。いかに漂流物タックルとはいえ、雷の中での釣りは禁物。それをいい事にしっかりと二度寝をかましました。
やがて雨も小降りになったので改めてミミズを掘って川へ。KTタックルと、0.8号くらいのナイロンライン、メバル針のようなフック。いよいよ自分の装備がどこで拾ったゴミなのかわからなくなってまいりました(°▽°)
川は当然のように増水して濁りまくり。その中でも水量が少なく、流れも早くない場所へ。安全第一です。
カワムツには厳しいかなぁと半分諦めながら淀みを探り鱒。
いやぁ当たらんなぁ。。。普段ならすぐにコツンコツンとくるけれど、流石に環境が違いすぎかなと早くも諦めムードです。
ところが突然、ビニールで作った目印がスーッと流心へ不自然にスライドし鱒。
この時点で、期待してしまうと同時に失敗したかも。。。と思いました。この川はコイもよく泳いでいるし、昨年の300種釣りでナマズを釣ったポイントでもあるのです。漂流物タックルという名のただの木の枝ではあげられない魚をかけてしまったな、仕掛けや竿を壊されそうだな、と。。。
そして案の定、魚は大暴れ。グネングネンとナマズが姿を現したのです。出川さんばりにヤバいよヤバいよと小声で呟いてしまいました。
しかし落ち着いてやれば案外寄せらせるもので、ものの1、2分でナマズは足元におりました。ちょっと左手でスマホ出して動画撮ろうとする余裕すらありました。撮れなかったけれど。GoPro持ってくるべきだった。。。完全に油断してました。
当然、ナマズがゆうゆうと入るような容れ物もございません。
それにしても我ながらよくこの装備であげたもんです。自分自身の延べ竿スキルについて川辺でブツブツと「いやぁ大したもんだよ」とひとりごとで自画自賛してしまいました。周りに誰もいませんでしたが、はたから見たらかなり気持ち悪かったでしょう。
あと、カワムツ狙いで糸が細かったのが逆によかったのかな。こないだ大きめのブルーギルに竿を折られた時は3号くらいのナイロンラインでした。ブラックバスもウロウロしていたので念のために太くしたのですが、タックルバランスが崩れてしまったんですね。
改めてタックルバランスの大切さを感じました。どうあがいても竿の強度に限界がある企画だからこそ、意識しないとダメですね。
そして家にて計測。
重さは700gほど。測りのバネが壊れていてあまり正確に測れないのですが(^_^;)とにかく、今回の企画、ここまでで最大魚です。これ、超えられるかなぁ。。。
昨年のナマズは尻尾がボロボロ過ぎてなんとなくリリースしてしまったのですが、この子はしっかりいただき鱒。思えばアメリカナマズは結構捌いてきたけどマナマズをちゃんと料理するのは初です。小さいころ田んぼで捕まえたのをそのまんまグリルで丸焼きにしたことはありましたが。
捌いた身はこんな感じ。柔らかくて若干捌きにくいです。
ついつい、見た目の雰囲気からウナギやアナゴ類のように背開きにしましたが普通に3枚おろしの方がやりやすかったなと思いました。
見た目のイメージと反して、体表のヌメリにはにおいがあまり感じられません。単純に僕がこないだブルーギル捌きまくったせいで麻痺してるのかもしれませんが。ただ、捌いた内側の身からはアナゴ類に近いような香りがしました。
あと、内臓部分にあったこれ。
卵巣?精巣?正体がわからない。。。
思えば割と僕がよく食べるゴンズイは、いつも頭と内臓とってぶつ切りで、あまり観察してませんでした。こうやってナマズ目の魚を捌くと、普段よく見るスズキ目などの魚と違いがあって面白いです。
今度ゴンズイ釣れたらよく見ながら捌こう。
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