もぉーo(≧o≦)o歌わんとって! | タイル素タイル~tairu style~

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3歳のときの、わたしの声が録音されているカセットテープがある。

録音者は、お父さん。
声からして、酔っ払っている(笑)
遠くに、お母さんの笑い声。

わたしはとてもご機嫌で、ピンクレディーを歌っている。
きっと覚えたてだったんだろう、歌詞がところどころ曖昧で。

口ごもると、お父さんが代わりに歌おうとするんやけど、3歳のわたしは
「うたったらあかんー!」と叫んでお父さんが歌うのを止める。

お父さんは酔っ払ってるから、
「あっ、はーい」
って、ろれつのまわらない口で返事をしたかと思うと、結局、3歳のわたしの歌い出しに合わせてまた一緒に歌おうとする。

「おとこは おおかみ なのぉーよぉー」
「おとこは」
「うたったらあかんー!」

なんべん言ってもお父さんは、「はーい」って、言ったあと、歌うもんだから、
わたしはついに
「もぉーo(≧o≦)o!!歌わんとって!!!」
と、怒っちゃうという記録テープ。


カセットテープは、引き続き 違う音声を流し出す。

今度は、お母さんと。
「どんぐりころころを、歌います!」と宣言して、

「どんぐり、ころころ、どんぶりこー、おいけに、はまって、こーりんりーん」と、謎の歌詞を披露(笑)。

続けて、
「どじょおが、でてきて、…どじょおが、でて…きて…あー、もう、どんなんかわからんくなってしもたわー(╯•﹏•╰)」

母「あらぁー」

この頃くらいから、妹は赤ちゃん特有の声で出演。

4~6歳の頃には、キャンディキャンディ、演歌、歌謡曲と、カセットテープには、小学3年頃までの記録が残されている。

7歳頃には、自分が声変わりしたのがはっきりとわかる。
高い幼児の声だったのが、急に、落ち着いた(?)低めの声へと変化していた。

いとこと歌ったり喋ってたり、妹や友だちと歌っていたり。

わたしは、この音源たちが大好きだ。

記録ってだけやなくて。
その時の記憶…感覚かな、そういうのが思い出されるから。

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で、何を言いたいのかと言うと
タイトルにもした、

「もぉーo(≧o≦)o!!歌わんとって!!!」。

今にして思えばこの頃からわたし、1人で(自分の力で)歌いたかったんやなと。

歌うのが大好きで、
わたしは歌が歌えるんだ、
わたしの歌を聞いてくれという、
意思がハッキリあったんやなーと思う。


だけどいつの間にか、
自分には関係ないみたいな、音楽は好きやけど歌うのも好きやけど別に…みたいな、某エリカ様みたいな扱いをしていた。


…ていうか、「けどけど」って、まぁー言い訳がましい。

好きなら好きとおっしゃい!
ツンデレか!!
なに遠慮とかしちゃってんの?
謙虚?はぁ?(ꐦ°᷄д°᷅)なにそれ美味しいの?


(-_-)ウーム

書き出してみてようやく自分でも気づく。
内側の「ひろこ様」だいぶお怒りですやん。


…脱線しそうなので話を戻そう。

つまりわたしは、歌うこと自体を「わたし」というフィールドの端のほうへ追いやって、あまり見ないようにしていた。

ここ数年は、ゴスペルをやり始めたり、音楽隊(バンド)に加入させていただいていながらも、だ。

びっくりでしょ。

こんなに音楽と歌が大好きなのに、このカテゴリたちが「わたし」の中心に座ろうとすると、さりげに笑顔で、しかし全力で逃げて離れてたんだ。

目を合わすな!
フィールド内に居てもええけど、中心はあかんやろ、中心は!

って、まるでアカンもんみたいに。

そうかつまり、わたしのわたしに対する扱いが、そうゆうことやったんやね。

わたしは見られてはいけない存在
わたしは中心にいてはいけない存在
わたしはアカンやつ
わたしには遠慮と謙虚がお似合いだ

以下略。
ディズニーやユニバのパレードもびっくりの、自分責めのオンパレード。


…でしたが。
もう、終わりにすると決めました。

去年末くらいからずっと、

「ただの『わたし』でありたい」
「ただの『わたし』として生きていきたい」と一部の人には言っていました。

それで色々と鎧を脱ぎ捨てながら、どっかでまだ何かがくすぶってる感じだった。

先月、泣いて泣いて泣きまくって、「歌」という存在を、自分の手に持って見つめてみた。

歌が好きだ。大好きだ。
魂の震える歌が、
魂を震わせる歌声の歌い手さんが大好きだ。
歌で感動して、すぐ泣いちゃう。
だって、魂が震えるんやもん。
心がめっちゃ喜んでるんやもん。

「わたしも、そう在りたい」
「わたしも、本当はそんな存在でありたいな」


8月。
「歌」を自分の中心に置いてみた。

まだ、ときどき逃げたくなる。
いや、コッソリ逃げようとしたのだが、なんかもうあまりにも存在が大きすぎることに今更気づいてしまい、逃げようがないのだと思い知った。

「自分の好きなこと」を自分の中心に置くということを許可することは、
自分が
「自分の人生」というステージの中心に立つということとイコールだと思う。

わたしは、そんなことからも逃げていたから。
でももう、決めたよ。

歌と共に生きていこうと思う。
魂を震わせる、
魂を奏でる、愛の歌姫として。

そんな大それたことではないかもしれない。
なにを大袈裟な、と思われる方もいるだろう。
だけど、わたしにとっては大きなこと。
いやもうほんと、デカイ(笑)。


いかん、長くなった。
これに関しては、続編ありの長編必須ですm(*_ _)m


魂の歌姫、初のソロライブは、自身の誕生日の予定です。
2/4。
立春。

春の立つ日に。
わたしも、ひとり立とう。