スクラップブッキングの講師をしていてもつねづね思っていたのですが。
写真の持つ力ってね。
すごいなあと、思うのです。
記録に残ること。
思い出としてよみがえること。
スクラップブッキングは、「思い出の宝」である写真を、アルバムの1ページに仕上げることだと思っているのですが。
講習していると、
写真だけで盛り上がれるんですよね。
これはどこで撮った とか
このとき誰がこうでどうなった とか。。。
すっごい盛り上がる。
みんなでわいわいがやがや。
この雰囲気がすごい好きで。
そのときのみんなの表情がすごい好きで。
そしてそれが「スクラップブッキング」っていうホビーによって形になる。
作っていく過程がまた嬉し楽しくてわいわいがやがや。
完成したときのみんなの表情がまた大好きで。
スクラップブッキング最高!って。
今も思ってます。
こんなすばらしいホビーを知ることができて幸せです。
このステキなホビーを一人でも多くの人に広めることが、わたしのミッションだと思っています。
。。。うん。
そう、それで、なんで写真も撮ろうって気持ちになったのか。
趣味の範囲を超えて、いろんな人を撮らせてもらいたい、って気持ちになったのか。
それは妹の言った言葉がキッカケだったかな。
妹の勤めるエステサロンに来てはったお客さんで霊能力みたいなのがある人がいて。
私たち家族しか知らないことをどんどん言い当てて。
時々は亡くなった人のことを思い出してあげてね、って言われて。
素直な妹は幼少時のアルバムから写真を引っ張り出してきて、死んだじいちゃん、ばあちゃんの写真を飾ったそうです。
そのときに、わたしら家族の写真も懐かしくみていたそうで。
ほんで。
妹が言うねん。
「あのときのうちら(家庭)って、めっちゃ貧乏やったやんか~。でも、みんな笑っててな。。。むっちゃ幸せそうな顔して写ってるねん。それ見て、なんか泣けてきてさあ。オカンと一緒に写ってるやつは、オトンが撮ってくれたんやろうけど、それなんか最高に幸せそうにみんな笑ってるねん。それってな、撮ったオトンにも愛があふれてたからやろうなあと思ったら泣けてさ~。写真って、ええよな」
それ聞いて、妹の感受性ってすごいなと思った。
写真って。
そのときのその瞬間を切り取るだけやのうて、時間がだいぶと経って見ても、また新しい気持ちでみることのできる、すごいものなんやなあて。
たとえば妹みたいに浄化の涙を流すことができたり。
たとえばみんなで盛り上がるものになったり。
たとえば戦場カメラマンの渡部さんみたく、何かと何かの架け橋になったり。
きっかけになったり。
そういう、
「そのときの、ありのまま」を残すことのできる人になりたいなって。
自分や家族の分だけやなくて、たくさんの人の「今」を切り取って残す人になりたいと。。。思うようになり。
うまく言えなくてスミマセン。
とにもかくにも、
その人の本来持っている、オーラ、っていうか輝き。。。ありのままの、その人。家族。
そういう写真を撮りたいと思っています。
そのためには、技術の向上はもちろん、たくさんの経験が必要かと、思っています。
始めたばかりの人間が生意気言ってるかとは思いますが…。
また、続けていくうちに感じ方の変化も出てくるかもしれません。
だけど、妹の言った言葉は忘れないと思う。
「愛」のある写真。
それ一枚で、物語が創れそうな写真。
そういう写真が、撮れるようになりたい。