ここからが勝負の分かれ目 | 議員秘書の見た風景

議員秘書の見た風景

永田町から見えた日常を綴ります。

皆さんこんにちは。

国会議員秘書のしんさんです。

三ヶ日ということで、
こんな時間になってしまいました。

早速ではありますが、
ゴーン氏の逃亡については、
メディア戦略が繰り広げられています。

逃亡後のゴーンが明かした日本への「復讐計画」東洋経済オンライン


https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200102-00322811-toyo-soci

どうして日本の当局は、
常時監視の器具をつけていないのか。
等々。

日本の当局の不手際を批判する声が。

刑事政策的にいえば、
欧米のプロベーションやパロールに合わせた形で、
(前者は保護観察、後者は仮釈放)
つまり、犯罪者を、
刑務所のような施設内ではなく、
社会内で処遇するために、逃亡防止のための
措置として導入されたもの。

この常時監視システムが導入されていますが、

日本においては、
腕輪や足輪をつけるという事の人道上の批判や、
人権上の問題から採用されていません。

では、欧米流が良いのか、
日本の司法行政が良いのか。
それぞれに利点、弱点はあるので、

どちらが良いというものではないと
思います。

それよりも、

保釈金が安かったのか。
とか、
なぜパスポートを2つ持てているのか。

外交特権を使わずに、
民間人が、出入国をパスする方法が
あったのか。
今まで知られていなかった、
公然の微妙だったのか。

犯罪を犯した形での、
逃亡ではなく、
合法的な出国方法だったのか。

様々な論点が思いつきます。

トルコで逃亡を手助けした7人を拘束したとか、
パスポートを鍵付きのボックスに入れたまま、
所持を、地裁が許可していたとか。

続報が聞かれていますが、
まずは、日本の制度の国際的な説明と、
今回のゴーン氏の帰国が、
許されない犯罪である事の証明を、

いち早く、国民はもちろん、
国際世論に発信しないと、

8日にも予定されている、
ゴーン氏の釈明の後塵を拝してしまいます。

毅然とした対応と、
国際司法共助、外交の両面から、
何が可能か、しっかりと検討し、
日本の威信を見せないといけません。

三ヶ日に、役所の隙を狙ってではありますが、
災害対策と同じで、
初動が勝負を決めるので、、

しっかりと見守りたいと思います。

では、また明日。