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〈第2回〉
「イケメンと結婚しないと幸せになれない」、
彼女はどうしてそう思ったんだろう?
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こんにちは。
神戸メンタルサービスの平です。
この夏のロングワークのテーマを
「Miracle Maker(ミラクル・メーカー)」
に決めました。
文字通り、「奇跡をつくる人」という意味です。
その昔、ものすごく面食いの女性が私どもを訪れました。
面食いですから、それはそれは見目うるわしく、かっこいい男性ばかりに恋をします。当然ながら、ライバルは多く、そして、彼女の恋はいつも実りません。
そもそも、彼女が好きになる男性の3分の2にはすでに彼女がいます。残りの3分の1もモテモテくんなので、「ほうっておいてくれよ。いまは女はいいや」などという強気の殿方ばかりです。
というわけで、セミナーにやってきた彼女に、私は太いお注射を何本も打って差し上げたわけです。
「男はいつも私を傷つける、とか思ってなあい?」
「どうして、愛し合えないつらさや苦しみばかり、たくさん体験しなければいけないの、とか、思ってたりするよね?」
「カッコいい男以外は男じゃないって思ってるよね。でも、なぜかなぁー?」
そんな太いお注射を何本も打っていくうちにこんなことがわかったわけです。
彼女は、イケメンくんと結婚することが、コンプレックスを払しょくする唯一の方法だと思っていました。最高のイケメンくんをゲットすることは、彼女にとっての代打逆転サヨナラ満塁ホームランだったわけです。
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その後、彼女はとある男性と結婚し、いまは幸せな家庭を築いています。
ご主人は、私の体型をさらに1.5倍ぐらいにしたような男性です。で、デブなハンサムというのはなかなかいないものですよね。
彼はなかなか味わいのある顔をしていて、性格は誠実です。しかもユーモアも兼ね備えているので、ある意味、とてもイケメンといえます。ただし、かつての彼女だったら、絶対選ばないタイプです。
彼女とこんな話をしました。
「タイムマシーンに乗って、昔の自分に会ったとしたら、なんて声をかけてあげたい?」
「最高のダーリンと会い、最高に幸せな結婚ができるから、大丈夫。心配するなって言ってあげたい」
「そうすると、彼女はなんて答えるの?」
「どんなイケメンと結婚するの?、かな」
「で、だんなさまはこういうタイプなのよとあなたが説明すると、彼女はどう言うだろう?」
「そ、そんな目に遭うなら、結婚なんてしない!! いやいや、それが最高に幸せになれるのよ! うそっ。そんなデブと結婚して、幸せになれるわけないじゃん!!」
会話が成り立たなくなってきました(笑)。
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私たちは“自分のやり方”で幸せになろうとします。
でも、もし、そのこだわりがあなたを幸せにしていないのだとしたら、これまでとはまったく違うものごとの見方や考え方があなたには求められているといえます。
彼女にとっては、現在のご主人のようなタイプを自分が選んで幸せになれるというのはありえない世界観でした。
奇跡的に幸せを得るため求められることは、あなたの外の世界を変えることではなく、内面的なあなたの変化です。
誤解のないように言っておきますが、それは妥協するということではまったくないのですよ。
来週のテーマ
人生に立ち往生したときは‥‥?
『コース・イン・ミラクル』が教えてくれること
どうぞ、お楽しみに!
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本シリーズは、毎週水曜日、平ブログ(http://ameblo.jp/tairajunji/)
およびメーリングリスト「メンタル通信」を通じてお届けしていきます。
平の担当は7月19日までの全6回です。
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