男の決意 | 平準司@神戸メンタルサービス カウンセラー養成・個人カウンセリング・心理学の講演、執筆を行っています!

寒さも峠を越えたようで、最近はとてもうららかで暖かい日が続いているのである。 

困ったことに、毎日がとても平和なのである。 

すご??く困ったことに、毎日が平和すぎるのである。 

あまりにも平和なので、私はたいへん悩んでいるのである。 

なぜかというと、平和すぎて、ブログのネタになるようなことがなにもないのである。 

 

はっきりいって、1カ月前からネタがないのである。 

よって最近は、このブログを書くことがいちばんの苦しみなのである。 

人によっては、「平さん、このごろのブログはやけに最近のコトばかりですね」という厳しいご指摘をいただいた。 

だって、ネタが枯渇して、最近のコトぐらいしかないんだもーん。 

 

2月にネタが枯渇して以来、私はあせっているのである。 

この2月は、うちのカウンセラーの昌代ちゃんが結婚したのである。 

披露宴に呼ばれて、スピーチも頼まれていたのである。 

 

しかしながら、昌代ちゃんのご家族やご主人はとてもカタギの人なので、久しぶりにまっとうなスピーチを頼まれたのである。 

よって、とてもネタになるようなスピーチはできず、カタギのスピーチに終始したのである。 

なんとかこの結婚式でネタがないかと楽しみにしていたのであるが、しごくまっとうな結婚式だったので、感動はあったものの、まっとうに披露宴は終わってしまったのである。 

 

そして、二次会もつつがなく終了し、なんのネタも仕入れられず、私は車に乗っていたのである。 

運転手はカウンセラーの木村のよーちゃん、同乗者はりか社長。 

 

りか社長というのは、会社を経営していらっしゃる社長ではなく、北端トレーナーの奥さんである。 

では、なぜ、りか社長と呼ばれているのかというと、長年、メンタルの事務所を牛耳っていたからである。 

その当時もいちおう私が社長であったにもかかわらず、関西の人は誰も私を社長と認めず、りか社長あってのメンタルだと認識していた模様で、誰が言うともなく、りか社長と呼ばれていたのである。 

よって、いうなれば、北端くんはコネ入社のようなものなのである。 

 

車の中で、この二人に「最近、なにかおもしろいネタはないか」とたずねたのである 

が、どうも二人ともまっとうに生きているらしく、「なにもない」とつれない返事なのである。 

そこで、締め切りが近づいていた私は、よーちゃんに頼んだのである。 

「すまんが、どこかで車をぶつけてくれないであろうか?」 

しかしながら、よーちゃんの運転していた車はりか社長の車だったので、目くじらを立てて怒られ、車内で正座をさせられるハメになったのである。 

 

あぁ、ネタがないのである‥‥。 

 

おバカで有名な関西のYカウンセラーに電話して、「なにかネタはないか」と聞いたところ、いつものようにノーテンキに「うちの主人が手に大ケガして、1カ月仕事ができひんようになってん。これはネタにならない?」と言われたのだが、ある意味、 これは一大事であろう。 

 

ノーテンキに言ううちのカウンセラーもカウンセラーなのだが、そのご主人は、まさかこの大惨事をこのブログで笑いものにされたくはなかろう。 

さすがにこれはボツである。 

それを伝えたところ、Yカウンセラーは「けっこう笑えるネタやと思うんやけど‥‥」と言うのである。 

たぶん、あなたは笑えるかもしれないが、世間の人は引いてしまうと思うのだが。 

つくづくノーテンキなカウンセラーなのである。 

 

そこで、最後の切り札として、うちの東京のカウンセラーの竹田に聞いてみたのである。 

すると、「そこまでネタにお困りなら‥‥」と、彼女は提案してくれたのである。 

「ここは一つ、手鏡を持って、品川駅のエスカレーター付近でウロウロしてみるのはどうでしょう?」 

 

たしかに、それはネタにはなるかもしれないが、ブログのために新聞やテレビに出たくはないのである。 

少なくとも1週分のブログのネタのために、私の女房子供の一生はどうなってしまうのであろうか? 

もちろん、却下である。 

さらに竹田は、「それが無理なら、都知事選に出馬しましょう」などと無茶を言うのである。 

もう、この人に意見を求めるのはやめたのである。 

 

そんなこんなで、講座のあとにいつもよく行く本屋にぶらっと立ち寄ったところ、すごい本を発見したのである。 

なんと、タイトルが『できる男は乳首で決まる』というのである。 

しかも、なんとこの本、6万部も売れているそうなのである。 

メンタルが出した本すべて合わせても6万部いくかいかないかなのに、なのである。 

われわれカウンセラーが丹精こめて作った本が、乳首本に完敗なのである。 

 

やはり、この著者の乳首はできる男の乳首なのであろうか? 

少々、乳首に自信がある私は、チラッと立ち読みなんぞをしてみたのである。 

すると、この本でいうところの「できる」は、仕事ができるとか、キレる男とかいう 

意味ではなく、60数歳になってもいまだに現役で奥さまとできるという意味の「でき 

る」なのである。 

そして、この著者は、何十年もかかり、自分の乳首をつまみいじり、局部とあわせて 

3カ所の性感帯を開発し、いまだに現役でできるという自慢本なのである。 

ううぅぅぅ‥‥‥。 

この本に負けてしまったのか‥‥‥。 

 

しかしながら、そう思いながらも買ってしまった私はいかがなものか‥‥。 

世の中には、すごい人がいっぱいいるものなのである。 

さすがに、人生を賭けた人の本は、迫力と説得力があるのである。 

 

まだまだ私はこのブログに人生を賭けていないと痛感させられたのである。 

来週からは、メンタルの生存権を賭けたブログにしようと決意したのである。